内容説明
妾を巡る騒動で老中松平家と対立した山城屋昼兵衛は、大月新左衛門に用心棒を依頼する。その暗闘の裏には、ある企みを持って二人の動きを注視する黒幕の存在が。武と智を尽くして松平家と戦う昼兵衛と新左衛門。だが、幕政の闇は既に彼らをのみ込んでいた。裏で嗤う黒幕が、将軍家斉を絡めて画策した驚愕の密計とは? 風雲急を告げる第三弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
88
妾屋昼兵衛女帳面「旦那背信」3巻。幕閣相手に肝の据わった昼兵衛さん凄いですね 、大月新左衛門さん、少しずつ世間を知り溶け込もうとしていますね、次巻八重さんとの関係が少し前進に期待。2019/02/27
はかり
14
シリーズ3巻目読了。妾商売に家斉が関心を示した。老中が動き出す。昼兵衛が狙われるので、新座衛門が加勢に出る。いよいよ面白くなってきた。2021/05/25
klu
11
他のシリーズでもそうだけれど、登場する商家の主人は武士以上に肚が坐ってますよね。 2日前までだったら400円で購入できたシリーズなのにショック!!!2018/09/30
うさこ@タッタカタ
9
粋な黒塀見越しの松。お妾さん勤めの辛さ、それを商売にする妾屋が、女たちを守る! 町人の生活を描きつつ、背後にいるものは! 上田作品の中でもハイテンポな展開ですな 江戸グルメもちょこっと出てきて、楽しい。 焼いた油揚げに味噌をつけて ゴクリ。2018/05/02
蕭白
6
大きな動きの中の一部分といった感のある1冊でした。話が大きくなってきて、ますます面白くなってきたように思います。2013/12/24