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内容説明
平均寿命の長い女性は、男性よりも多く相続を経験する可能性が高い。とかく現実逃避しがちな夫をこの問題にどう関わらせるか。陥りやすい相続のワナとは何か。不動産などの分割しにくい遺産が残されたとき、介護に絡むお金、子供のいない夫婦の相続など、税理士として数々の〈揉める案件〉に関わってきた著者が、大金持ちでも、特別欲深い人たちでもなく、ごく普通の人々の実例を紹介。老後の人生設計に欠かせない賢い相続対策の決定版。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
de sang-froid
1
まず失敗例から入って、分け方にズバッと突入。取っておけば良かった対処法、揉める背景。住んでいる家+預金という有りがちな例の何が問題かを説明。重い介護を負担する場合の寄与分を相続に反映させる約束を、口約束にさせない、の項目は介護者に必見。事実婚、再婚の連れ子相続、負担付死因贈与+仮登記、家系図+連絡先など。もっと早く読みたかった。2017/07/20
thoma
1
相続について具体的に準備や手続きについて説明してくれる本。 問題認識確認にはとてもよいきっかけだと思います。 http://thomap.blog.fc2.com/blog-entry-744.html2015/06/20
fumikaze
1
大切なのは、いかに心情的にお互いが納得できる分け方が出来るか、ということなんだろう。とは言え、これが実際には難しい。また、親と同居して介護する人は「介護用通帳」を作り、介護費用一切をその口座から支払い、その内容を専用ノートに記録しておかないと、後からトラブルのもとになる。妻のへそくりも相続の対象になるし、親からもらった生活費・教育費も贈与の対象になるらしい。男性と女性との相続に関する感覚の違い等、へぇ~!と思うことも色々あった。2014/05/18
ヨハネス
1
「夫に読ませたくない」というのは、自分(妻)だけトクするためではなく、この本をテーブルに置いておけば相続問題に興味ない男性がつい手に取ってしまうのを狙ったそうです。なるほど!!「ウチは財産などないから問題ない」と思っているあなたも必読です。うちは子どもがいないから全額配偶者のものかと思っていたけど間違いだとわかってびっくりしました。(兄弟姉妹に1/4相続権があるそうです)2013/06/04
結きち
1
相続は目に見えるものだけじゃなくて「今までどうしていたか」という所まで考慮しないと不公平が生じる。なるほど2012/10/16