内容説明
御年49歳の女王様に妊娠疑惑が!? 仲間たちによって緊急開催された「うさぎ妊娠対策会議」では、育児を買って出る者、学費を受け持つと宣言する者など、女王様の赤ちゃんを待ちわびる声で大盛り上がり! 女王様&オカマたちの子育て計画の行方は……。うさぎさんの週刊文春連載エッセイ「さすらいの女王」をまとめた一冊。巻末に三砂ちづる教授との特別対談「オニババ化するうさぎ?」を収録!
目次
整形、閉経、どんだけ~?(ラブホテルの玄関で 太ったほうが若々しい!? ほか)
ゆ・れ・て老眼(キャッシング審査 落ちた理由 ほか)
ハイリスク、脳リターン(五十代を前に 典子とうさぎ ほか)
世界にひとつだけの鼻(○○改造計画、始動! マッド・サプライズ ほか)
特別対談 三砂ちづる教授×中村うさぎ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みくに
7
トーンダウンも否めませんがこの時で既に49歳かあ。理路整然と子供について子育てについて語っていたと思います。昔のエッセイみたいに大笑いは無いけど、女性として生きていくには?という命題がちょっとスッキリした気分になりました。2018/10/30
つぶあん派
7
今回もうさぎさんの日常の濃さがすごかった。一緒に子育てする、と言ってくれる人が側にいるのは、心強い。対談でもありましたが、本当にもっと子育てや妊婦さんへの支援が必要。手帳じゃなくて。うさぎさんのエッセイを読んでいると、これからの人生考えさせられます。2013/11/10
森博嗣作品が好き
6
性も変わった~?!?2017/02/07
しょー
4
自意識の問題において、うさぎさんの言説に勝る人はいない。そう思えるほど、観察と分析がされている。 今回は男性の自意識について言及されている。我が身に照らすと、いかにいい加減なものかと恥ずかしくなった。 ここからは独断。女性の場合、小さい時分から容貌や美貌について教え込みがあるように思える(うさぎさんもおっしゃっていた気が…)。一方男性はそれほど言われない。その違いが、自意識への関心の違いを生じさせると推測する。関心がなければ、自意識と現実の比較はしないはずだ。 他にも要因はあるだろうがこの辺で。 2013/07/07
mari
4
たまに読むとワハハと笑えて、かつ 人(うさぎ)のフリ見て我がフリ直そ〜と思う(笑)ふざけてくだらないように見えて実は女の哀しさをチラチラと感じさせる中村うさぎ。けっこー深いです…と私は思う2011/01/06