内容説明
今、日本のマナー界が危ない。いわゆる“冠婚葬祭の常識”のような当たり前の物差しが、当てはまらなくなっているのだ。とはいえ、社会生活において程よい礼儀は必要不可欠なもの。「俺の髪、ちょっとヤバくなってきた?」とハゲの恐怖を感じている相手にどう対応すべきか? できちゃった婚の披露宴で、友人として取るべき態度に正解はあるのか? 実に様々な対処法が求められる社交の場。人の心のヒダを読み、スマートな人付き合いの術を考察する“使える”マナー本!
目次
おつきあいのマナー(食事のマナー;メールのマナー;受験のマナー;注意のマナー;謝罪のマナー)
季節のマナー(都会のマナー;別れのマナー;贈答のマナー;パーティーのマナー;年賀状のマナー)
関係性のマナー(母と娘の間のマナー;格差マナー;自慢のマナー;勝負のマナー;プライバシーのマナー)
危険なマナー(ハゲのマナー;露出のマナー;悪口のマナー;年齢のマナー;マナーのマナー)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミカママ
238
酒井さんの、モノの例え方、言葉の選び方、が好き。2007年発刊の作品にして、メールマナーはすでに古いですね。次回はぜひ、LINEマナーをお願いします。いつまでもお上品で、それでいてイジワルなお姉さんでいてくださいね(笑)2016/12/19
takaC
73
一番最近買った酒井本(約一月前に小諸で購入)で手近にあったから読んでいたのだけど、前にも読んだことがあって so-so な内容だと思ったことを思い出した。2016/06/27
団塊シニア
62
人間付き合っていくのに最も楽なのは自分と同じレベルの人たち、同じマナーの価値観を持ってるひとたち、そして世の中には色々な人がいるのだということを理解するのがマナーの基本という筆者の言葉は理解できる。メール、別れ、食事、格差等一気に読める内容です。2013/10/16
優希
59
マナーの概念が刺激的というか、ブラックです。今まで白だと思っていたことを黒にしてしまう。正しいと言われているマナーを壊していくのが興味深かったです。時には黒いマナーも必要なのかもしれません。2020/07/20
piro
36
マナーをテーマにした軽く読めるエッセイ集。どうも酒井さんとは常識感とか価値観が近い様で、読んでいて眼から鱗が落ちる様な事はなく、「当たり前だよねー」、「そりゃそうでしょ」と言った内容が多かったです。「こうしておけば良い」と言う無難な振る舞いはあるものの、必ずしもそれが常に正解という訳でもない。マナーとは、結局は虚栄心を抑え謙虚になる事、相手を慮り思いやりを持つ事、場をわきまえる事なのかなぁ。「黒い」気持ちが裏にあっても、相手を不快にさせなければ良いと思いますけどね。2020/08/22