文春文庫<br> 棄霊島 〈下〉

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文春文庫
棄霊島 〈下〉

  • 著者名:内田康夫
  • 価格 ¥639(本体¥581)
  • 文藝春秋(2013/01発売)
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  • ISBN:9784167666132
  • NDC分類:913.6

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内容説明

光彦は、長崎・軍艦島の生まれである教師の篠原雅子とともに、御前崎で元刑事の後口が殺された事件を探るうち、島で不審死した神主が、「大切なもの」を娘に託したことを知る。30年前の夜、島では何が起こったのか……。そして、誰もが口をつぐむ過去の真相とは? 光彦の前に、最大の「巨悪」が姿を現す。自作解説付き。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

roomy

25
贄門島の姉妹作ということで棄霊島も読んでみました。こちらは人の住んでいない島だったので贄門島よりは恐怖感が少なくてドキドキ感はたいしたことありませんでしたが読み応えはありました。戦争時のいろいろなことで辛い思いをしている人たちがいるんだな〜と思いました。軍艦島は気になっていたので楽しく読めました。2016/01/30

しんた

12
一気に読めた。多田は遠藤憲一で再生された。後半から清張ばりのオンナの怖さ。韓国北朝鮮との関係を提起した作品でもある。ぜひ軍艦島と五島列島に行きたい。2018/09/25

まあさ

7
上下巻合わせて700ページ以上ありましたが、中身がぎっしり詰まったアンパンのような、中身の非常に濃い作品でした。事件の発端となった背景が悲しく、改めて戦争の愚かさを痛感しました。浅見光彦シリーズとしては珍しく?最後にドンデン返し的な要素もありました。2023/08/14

慧の眼

5
浅見光彦100件目の事件となる本作。舞台は長崎沖の軍艦島で、棄霊島というタイトルが巧みだ。炭鉱の島としての栄枯盛衰、戦争の足跡と人情が絶妙にして安定感ある筆致で描かれ、浅見ワールドへ誘われる。本当の悪人とは、、と考えさせられる。この国民的人気シリーズは歴史を学べるし、旅情も浅見家や光彦本人の雰囲気も魅力的で、ファン倶楽部にも入っているほど。ぱらり再読したが上下一気に読めた。時に読み返してみるのも良いものだ。2016/04/10

yasu7777

4
★★★★☆ ちょっとした間延び感は解消しなかったですが、内田康夫作品ということでおまけ採点です。今月千鳥ヶ淵に花見に行ったばかりだったので、番町マンションの情景は目に浮かぶようでした。2016/04/30

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