文春文庫<br> ホモセクシャルの世界史

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文春文庫
ホモセクシャルの世界史

  • 著者名:海野弘
  • 価格 ¥1,047(本体¥952)
  • 文藝春秋(2012/12発売)
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  • ISBN:9784167751012
  • NDC分類:384.7

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内容説明

世界史の中で封印され続けてきたタブー「同性愛」。古代ギリシアから、ルネサンスの禁欲、帝国主義と二つの世界大戦、性意識の増大した二十世紀に花開いた美と多様な価値観。その裏側には、知られざる壮大なホモセクシャル・ネットワークがあった。女性嫌いのルイ13世、英国の同性愛文化の開花、ホモセクシャルの夢の島、ゲイの王国、ホモ狩りの50年代、ナチの同性愛etc.衝撃エピソード満載。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ふろんた2.0

15
読みやすいし、面白いのだが、これは歴史の本というよりは人物列伝。近代までは良かったが、終盤は流し読み。2015/11/20

マーブル

14
同性愛について語ることは、男女について考えることだ。性の多様性が議論される現代では、語りやすい土壌ができてきているのかもしれない。カミングアウトする人は増えているし、それに追いつかない常識や法整備なども議論の俎上に上るようになってきている。しかし、その理解はまだ一般に浸透しているとは思えない。筆者は語っている。セクシャリティはひとりだけの問題ではなく、私と他者との関係である。他者との関係で見れば第一義は同性との関係だろう。ところが「同性愛」を恐れるあまり友情を育てることがむずかしいのが現代人である、と。2022/12/17

ちぇしゃ

14
至極真面目に同性愛(男性同士に特化してるが)について、各時代の著名人で同性愛だった人を取り上げた本。世界史といっても、ほとんどがヨーロッパとアメリカかな。取り上げた人物とその当時の時代背景とともに政治や文化とどのように関連しているか、どのような立場だったか(概ね迫害の歴史)、現在の欧米のマッチョ崇拝に至るまでいろんな角度からホモセクシャルを検証している非常に真面目な本なので、最近流行のBLが好きな人にはあまりオススメしないかな。あと少し推論というか、仮説で断定しちゃっていいのかしら?と思うところもあったり2019/04/19

里馬

12
少年を愛することが自然だった古代ギリシア。同性愛を貴族の趣味にした中世。嫌悪されていた訳ではないが、「性の乱れ」として取り締まられ始めた近世。「ギリシアの愛」が再発見されたルネサンス期。「女らしい弱い男」を排除しようと、男らしい男社会をつくった19世紀(その結果同性愛に目覚める事も多かった)。レオナルド・ダ・ヴィンチなど芸術家から貴族まで有名な人物が多々挙げられており、単純に好奇心をそそられる。そればかりでなく、迫害を受けて来た彼らの歴史に2013/09/01

ちゆっきー

8
ホモの歴史書、というよりは絆の紹介みたいなものかと。BL好きにお薦めすると幻滅されるので、哲学好きとか歴史好きにお薦めして語り合いたい。知識として持っておくと役に立つことが……多分一回くらいはあるかと。2010/10/23

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