文春文庫<br> 国家なる幻影 〈上〉 - わが政治への反回想

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文春文庫
国家なる幻影 〈上〉 - わが政治への反回想

  • 著者名:石原慎太郎
  • 価格 ¥649(本体¥590)
  • 文藝春秋(2012/11発売)
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  • ISBN:9784167128043
  • NDC分類:310.4

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内容説明

昭和41年暮れのベトナム行きが、ことの始まりだった。政治への参加を決意し、2年後参院選全国区に出馬、300万票という未曾有の大量得票で当選。私というオデッセイは、政治なる魔の海への航海に旅立った。三島由紀夫氏からの公開状、田中角栄との対決、青嵐会の結成を経て、福田内閣で環境庁長官に就任──総裁選出馬を経て平成5年、自民党が下野するにいたるまでを追想する石原氏。その政治の世界で繰り広げられた情念のドラマを、圧倒的な筆力で描く回顧録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゲンゲン

3
常々、産経新聞のコラムは他の人のそれと異なり異彩を放ち凄まじいまでの文章力に圧倒されていたことから本書を興味深く読んだ。恣意的に読めば、本人の自慢話ともとらえられ兼ねない内容だが、著者が齢三十七でこれほどまでに卓越した国家感、政治観を持っていたことに驚いた。権力に迎合せず志に傾注する姿は都知事の今でも輝いており、日和ることに腐心する昨今の国会議員に少しでもこの心意気を見習ってもらいたいものだ。安保闘争で機動隊員が学生の投石で殉職する下りは、佐々敦之の「東大落城」で同じ下りがあった。2012/03/19

choku_tn

1
1996年の議員辞職までの「第1期政治家人生」を自ら描いた作品。ノンフィクションとは受け取れないが、登場人物が全て実名の私政治小説と思えば傑作。非情、浪花節、非合理、裏切り、ブラックユーモアが詰め込まれた内容は密度が濃く、どんどんページが進む。詰めは甘いが緩急自在の筆捌きは破格。 上巻で興味深いのポイントは政界入りまでの意識形成、三島由紀夫との相剋、選挙運動における握手から感じたもの、最初の都知事選の屈辱。

go

1
面白かったなー。作家だから当然文章も読みやすいし、歴史的な人物を新人議員の石原慎太郎が見てる感じが面白い。2021/06/22

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