内容説明
密林を、二機のASが駆け抜ける。深い緑に白と黒のコントラストが踊る。メリダ島基地に帰還した宗介に上官クルーゾーがAS戦を挑んだ。白の超兵器アーバレストと漆黒のM9。圧倒的なまでの技術の差。だが、勝負は宗介の完膚なきまでの敗北に終わった。「“存在しない技術”が制御できない!」憤る宗介を挑発するように、さまざまな思惑を秘めテロリストが破壊の行進を開始した! 一方、東京。残されたかなめは、正体不明の尾行者の影に怯えていた。気配は、第二の護衛[レイス]か? それとも新たな暗殺者のものか? 不安と絶望に蝕まれた彼女の心に、あまりにも危険すぎる決意が生まれようとしていた! 宗介とかなめに、試練の時が訪れる。彼らは、ふたたび出会えるのか? 人気シリーズ、待望の最新刊!! 【この作品は表紙イラストが新しくなった新装版です。本編や収録イラストの変更はありません】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
79
ガウルンすごいな。ソースケが悩みながらも自分の意志で動くようになって良かったなぁと思った。2010/01/27
まりも
54
再読。宗介覚醒回。命令に従い戦うだけだった宗介が成長する姿は何度読んでも燃えますね。これまで戦うための道具にすぎなかったアーバレストとの確執を乗り越え、真のパートナーとなる過程も素晴らしい。主人公がかっこいいだけじゃなくガウルンも悪役らしい生き様を見せたりとどのキャラも魅力的だからフルメタは何度読んでも飽きないですね。上巻で溜まっていたフラストレーションが全て吹き飛ぶ爽快感がハンパなかったです。次巻以降もそのうち読む。2015/04/09
海猫
51
主人公の挫折と成長を描き、シリーズとしても一回り深みが出てきた。少し暗めの展開だったが終盤の巻き返しが凄い。2011/03/24
佐島楓
35
かなめの捨身の攻撃に、彼女の強さ、そして弱さを見ました。後者は完全にソースケの存在そのものになってきていますが・・・今後ふたりの関係は、変化していく・・・のかな?2015/12/18
ハルナ
16
かなめと離れて、悩んで、迷って、逃げて・・・でもちゃんと自分の居場所を見つけた宗介。この巻で人間的に大きく成長したけど、この先自分の生き方をどこまで貫くのか、非常に楽しみ。あと、ガウルンの悪役っぷりいいなあ。大満足ですw2011/02/04