文春文庫<br> 捕手(キャッチャー)はまだか

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文春文庫
捕手(キャッチャー)はまだか

  • 著者名:赤瀬川隼
  • 価格 ¥550(本体¥500)
  • 文藝春秋(2012/05発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167351038
  • NDC分類:913.6

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内容説明

福岡に住む遠山は東京からの手紙を受け取った。差出人は、昭和二十二年の夏、最後の旧制中等野球南九州大会の決勝戦を戦った相手校のキャプテン、木谷。三十三年目の敗戦記念日に再戦を挑んできたのだった。人生の明暗をそれぞれの過去に背負いながら、両校ナインは同じメンバーで試合に臨んだが……。人生の哀歓を野球に託す表題作ほか、終戦直後の草野球チームの友情、みずからのコールに野球の夢をかけた審判の心意気など、野球を愛する人々の人間模様を描く傑作二篇を収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たーくん

5
再読。 かつて旧制中学の野球大会で戦った両校の男たちが、人生の明暗をそれぞれの過去に背負いながら、同じメンバーで33年ぶりの試合に臨んだが…。表題作ほか、終戦直後の草野球チームの友情、みずからのコールに野球の夢をかけた審判の心意など、野球を愛する人たちの様々な人間模様を描く傑作2篇を収録。 2017/05/28

バチスカーフ

0
終戦直後を立地点とした野球小説3篇の短編集。どの作品も、時代の観察と表現、野球への深い愛と造詣が溢れている。また3篇ともに、焦点となる物語はあるものの、そこから未来を予感させるカタルシスめいた示唆は無い。その潔さは、むしろ短編の良さとして際立っている気がする。これでいいのだ。きっと。2015/01/22

バチスカーフ

0
終戦直後を立地点とした野球小説3篇の短編集。どの作品も、時代の観察と表現、野球への深い愛と造詣が溢れている。また3篇ともに、焦点となる物語はあるものの、そこから未来を予感させるカタルシスめいた示唆は無い。その潔さは、むしろたんへの良さとして際立っている気がする。これでいいのだ。きっと。2015/01/22

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