内容説明
「腹のことを考えない人は、頭のことも考えない」。S・ジョンソン博士のこの痛烈深遠な格言にみちびかれてくりひろげられる、古今無類、かつて試みられたことのなかった食談の名品。いにしえの王者の食卓をも凌駕する絢爛なフランス料理、賢者の知恵を凝縮したかのような中華の精進料理、さらには究極の内臓料理、はては人肉嗜食にいたるまで、食の諸相、その愉悦、その深淵、その極北をあますところなく描き尽した。情熱、体験、描写……いまだ凌駕されざる巨人・開高健の一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
eriko*
10
人肉食の話だけ印象に残っちゃう。(−_−;)2016/07/29
奏市
5
「"筆舌に尽くせない"とか、"いうにいわれぬ"とか、"言語に絶する"などと投げてはならぬ至上律」のもと、あらゆる表現で埋め尽くされた胃もたれするほど豊潤な食のエッセイ。辻静雄氏がその集いの為だけに仕立てた贅を極めたフランス料理フルコースから、戦前の野草を使った料理を再現したものから、人肉嗜食まであらゆる料理がテーマ。第三の新人らとの絡みが関係性が窺えて面白かった。「核としての本質があって、それらを蔽う無数のものが属性としてあるのだとは、私は、見たくないのである」平野啓一郎さんの分人論との繋がりを感じる。2025/12/14
おはぎ
4
世界の料理から母の味、最後は食人肉まで…!食にまつわる好奇心をくすぐられるエピソード。著者の知識と食を楽しむ心意気がすごい。書かれた1982年当時はまだ食についての文学はあまりなかったんですね。「食物と女が書けたら一人前だ」2021/04/11
Beethovenぱんだ
0
どろどろの松坂牛のモツ食べる店に行きたい2017/09/17




