内容説明
『京大院生の書店スタッフが「正直、これ読んだら人生狂っちゃうよね」と思う本ベスト20を選んでみた。“リーディング・ハイ”』というタイトルで「天狼院書店」のウェブサイトに掲載され、2016年、年間はてなブックマーク数ランキングで第2位となり、多くの反響を呼んだ記事をもとに書かれたブックガイド。どうしても社会や世界に流されることのできなくなる本たちを選んだ。
目次
『高慢と偏見』ジェイン・オースティン―立派で完璧な人生VS笑えて許せる人生‐人生の「笑い飛ばし方」がわからなくなったあなたへ
『フラニーとズーイ』J.D.サリンジャー―世間から引き込もるVS世間と戦う‐世に溢れかえる承認欲求にうんざりしているあなたへ
『眠り(『TVピープル』所収)』村上春樹―暗いものには蓋VS暗いものには読書‐村上春樹をまだ読んでいないあなたへ
『図書館戦争』有川浩―本=現実逃避の手段VS本=甘やかさずに背中を押してくれる存在‐新しい仕事や新生活を始めた「新人」さんへ
『オリガ・モリソヴナの反語法』米原万里―教科書に記された歴史VS小説で描かれる歴史‐「語られない歴史」が好きなあなたへ
『スティル・ライフ』池澤夏樹―都会の忙しさVS自然のチューニング‐都会とか現代とか、「忙しさ」にちょっと疲れたあなたへ
『人間の大地』サン=テグジュペリ―日常の幸せVS憧れへ向かう幸せ‐手の届きそうにない何かに出会ったことがあるあなたへ
『グレート・ギャツビー』スコット・フィッツジェラルド―スマートな晩年VS向こう見ずな青春‐この世のロマンチストな男の人全員へ
『愛という病』中村うさぎ―愛したいVS愛されたい‐「女という性」がよくわからなくなってきたあなたへ
『眠れる美女』川端康成―常識的フェチシズムVS狂気的フェチシズム‐自分の変態度をグレードアップしたいあなたへ〔ほか〕
著者等紹介
三宅香帆[ミヤケカホ]
高知県出身、1994年生まれ。京都大学大学院人間環境学研究科に在籍中の大学院生。その一方、開店以来、書店業界にディープインパクトを与え続けている天狼院書店(京都天狼院)のオープニングスタッフとして採用され、現在も働いている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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