感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
harass
56
ひいきの学者で読む機会のなかったこの本が、KindleUnlimitedに入っているのに気がつき手に取る。読みたかったのだ。デリダの「音声中心主義批判」を解説しつつ、当時の日本のネット論壇など、いまでも見られる「生き生きとした」庶民の言葉などの特権的な意味合いについての違和感などを論じる。元の本は2005年に出た本であるがいまだに「生き生き」、現場主義とか、体験主義とかの特権性はまだ残っているので、この批判は有効であると思われる。まあ、このひねくれ加減、アイロニーが好きな人にはぜひ。2024/06/30
ころこ
46
デリダに音声中心主義を批判したエクリチュールという言葉がある。「生き生き」とは、この音声中心主義のことだ。本書で批判される言論人はメディアでの露出から、著者よりも知名度があり信奉者が多い。彼らが発する言葉は親や先生とは違い、生き生きした言葉としてリーチする。著者は言論人の欠点、特にコンプレックスを言い当てる。読者は言論人を相対化することで呪縛から脱出するか、言論人の擁護にまわるかだ。擁護者がいかにも言いそうな言葉遣いは、当該言論人のコピーだが、それはエクリチュールそのものだ。エクリチュールは生きた言葉の再2023/11/04
かふ
21
「生き生きとした」欺瞞性の思想を「生き生きとした」懐疑論で語る「生き生きとした」思想だろうか。デリダのエクリチュールは音声中心主義を批評したものだというのは理解できたけど、その論理だと何もせずに死んでいくのが一番みたいな諦念思想のように思える。プラトンが死んだソクラテスを生き生きと語るとか、死んだイエスが弟子たちによって生き生きと語られているとか、そこに宗教性みたいなものを感じてしまうのはあるのだが、拠り所として人の本姓がそういうものだと思ってしまう。2025/03/15
さえきかずひこ
6
第4章で、竹田青嗣、柄谷行人、高橋哲哉らを批判している。悪ノリしすぎ。まぁ、面白いですけどちょっとくどい。2016/11/30
はすのこ
4
デリダ関係ないじゃん...。2016/11/02




