内容説明
直近の未来のみ視野の問題認識は必ず破綻する。持続を支える科学技術体系の構築を目指すと共に、歴史に学び、長期の持続を可能にする都市・社会制度・価値観等、総合的に追究する。
目次
二一世紀の千年持続学
卓談 千年持続学の確率
第1部 都市の持続性から学ぶ(持続学への地図―インドネシア・ジャカルタにおける遺産資産悉皆調査を事例として;テヘラーンのバーザール―仕方ない持続)
第2部 社会制度の持続性から学ぶ(南と北の「日本」をめぐって―社会制度の持続性とは;社会制度の持続性から見た台湾の歴史と文化―モノからの眺望;持続か変容か―アイヌ民族をめぐる研究と教育)
第3部 持続可能性という価値の探究(サステイナビリティ構築に向けて―試されている知識と富の価値;「結い」の心が地域を生かす―循環型社会探究の試み;持続可能な社会構築に向けたNGOの活動と政策提言―JACSES「エコスペースプロジェクト」を事例として)
著者等紹介
木村武史[キムラタケシ]
1962年生まれ、筑波大学大学院人文社会科学研究科准教授。専攻は宗教学、環境思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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