内容説明
多様かつ変容し続けるのが家族の歴史的実態だ。少子高齢社会の現実を見据え、通念を超えた新たな現代家族の創出を目指す。日本学術振興会人社プロジェクトの成果。シングルというスタイルの選択があることを含めて、「他者とともに生きる自立」という観点から、「家族」を切り口にして社会全体の未来に資することを試みている。
目次
第1章 家族への冒険(「出生の秘密」とは何か;継子の描かれ方;「捨子」をめぐる言説;日本の近世、韓国・朝鮮の場合;現代の表象)
第2章 ポストモダンの出産と家族(社会の変貌―冷たい社会から熱い社会へ;リプロダクションの現在;出産の移り変わり―前近代からポストモダンまで;パラダイム変換―産み方と家族;新しい家族の創造に向けて―自然/文化、そして人工)
第3章 女性と家族―少子化のゆくえ(女性の社会的地位とジェンダー・システム;わが国の少子化と女性の社会的地位;わが国の家庭内ジェンダー関係;仕事と家庭の両立への政策的支援;女性と家族から見た少子化のゆくえ)
第4章 座談会・家族のデザイン
著者等紹介
小長谷有紀[コナガヤユキ]
1957年生まれ、国立民族学博物館教授。専攻は文化人類学、文化地理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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