内容説明
「開かれた学校づくり」の必要性が指摘されて久しいが、そこにはどのような教育効果があるのだろうか。本書は、管理職、教師、子ども、親などの代表から構成され、協働しながら合意を形成するための合議制機関である「学校協議会」を通した「開かれた学校づくり」によって、これら教育当事者が何を得るのかを、エンパワーメントの視点から実証的に分析した労作である。
目次
第1章 課題の設定
第2章 先行研究のレビュー、概念枠組みと理論的視座
第3章 学校協議会を取り巻く関連諸改革
第4章 リサーチ・デザイン
第5章 ケース1:任意設置の学校協議会―X高校学校協議会のエンパワーメント機能
第6章 ケース2:義務設置の学校協議会―Y高校学校協議会のエンパワーメント機能
第7章 学校協議会で子どもは成長するのか?―ケース間分析を通して調査設問に答える
資料
著者等紹介
平田淳[ヒラタジュン]
1970年生まれ、福岡県出身。2002年東京大学大学院教育学研究科博士課程満期単位取得退学。2004年トロント大学大学院オンタリオ教育研究所博士課程修了(Ph.D.)。現在、弘前大学教育学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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