内容説明
迷宮都市をさまよい歩き、人々の営み、地形や場所の意味、記憶、信仰や自然観から、都市空間に潜むメッセージを感じとる。「空間人類学」をキーワードに、幾重にも時を刻み、複雑な空間構造とダイナミックな景観のなかで人々が生き生きと暮らすイタリアの都市の根源に迫る。
目次
1 空間人類学から読むイタリア都市(イタリア都市の歴史と空間文化;イタリアの都市空間;イタリアのコミュニティ;イタリアの町づくり)
2 イタリア都市論(ヴェネツィア;イタリア都市;地中海都市)
著者等紹介
陣内秀信[ジンナイヒデノブ]
1947年、福岡県生まれ。東京大学大学院工学系研究科修了・工学博士。法政大学デザイン工学部教授。専門はイタリア建築史・都市史。イタリア政府給費留学生としてヴェネツィア建築大学に留学、ユネスコのローマ・センターで研修。パレルモ大学、トレント大学、ローマ大学にて契約教授。サントリー学芸賞、建築史学会賞、地中海学会賞、イタリア共和国功労勲章(ウッフィチャーレ章)、日本建築学会賞、パルマ「水の書物」国際賞、ローマ大学名誉学士号、サルデーニャ建築賞二〇〇八、アマルフィ名誉市民、各受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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