出版社内容情報
地球は何枚もの「プレート」で覆われており、それらが地球表面を動き続けていることが知られています。日本列島はそのプレートが4つも集まったところに位置しているため、小さな国土ながらも実に変化に富んだ地形が見られるのです。凸は3000m級の山脈から人の住む山地、火山があり、凹は谷、川、湖沼があります。さらに空から眺めてみると、海と陸の境目には様々に入り組んだ海岸線が見られます。日本列島はタテにもヨコにも「でこぼこ」だらけといえるのです。本書では、高い空から眺めることから始まり、山々、火山、水、海岸線と、それらがどのようにしてつくられてきたのか、地学全般の知識を駆使して「風景を読む」ことを目指します。
内容説明
日本には「山」の見えない場所がどこにもない!?あの山はどうしてそこにあるのか。この川は、なぜここをこうして流れているのか。海と陸地の境は、いつどのようにできたのか。縦にも横にも、さまざまな表情を見せてくれる日本列島の風景は、どのようにつくられてきたのでしょうか。
目次
第1章 高い空から眺める日本列島のかたち
第2章 日本の風景はどのようにしてできたのか
第3章 山々の風景を眺める
第4章 火山がつくる日本のでこぼこと風景
第5章 谷を流れ凹地を満たす水がつくりだした風景
第6章 海岸の風景―海と陸の境目に注目してみると
著者等紹介
鈴木毅彦[スズキタケヒコ]
1963年静岡県生まれ。東京都立大学理学部地理学科卒業、同大学大学院理学研究科修了、理学博士。現在、東京都立大学都市環境学部地理環境学科教授、同大学火山災害研究センター長。専門は、自然地理学・地形学・第四紀学・火山学。研究内容は日本列島の火山灰編年学、最近は東京の地形や地下地質、伊豆諸島の火山噴火史など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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