Beret science
学んでみると生態学はおもしろい

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  • サイズ B6判/ページ数 247p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784860643430
  • NDC分類 468
  • Cコード C0045

出版社内容情報

環境を考える上で役に立つ知識が生態学。生態学の基本的な理論を丁寧に解説し、環境を科学的、客観的にとらえる力を身につける。

「21世紀は環境の世紀」です。世の中はエコ、エコ、エコと言っていますが、あなたのその「エコ」、本当にあっていますか? 環境を考える上で役に立つ知識が生態学(エコロジー)です。本書は、サイエンスとしての生態学の基本的な理論を丁寧に解説し、環境を科学的・客観的にとらえる考え方を身につけられます。これからの時代を生きる人の必修科目である生態学をイチから学びましょう。

第1章 生態学への招待
第2章 世界中の生物はどのように生まれた?―生物進化と生態学
第3章 地球の気候と歴史が決定づける生物の分布
第4章 生物の「数」をサイエンスする―個体群生態学
第5章 食う・食われるの関係―群集生態学?T
第6章 ライバル関係―群集生態学?U
第7章 なぜ世界にはいろいろな生物がいるの?―生物多様性
第8章 動物の不思議な習性をサイエンスする―行動生態学
第9章 微生物が取り持つ地球環境―物質循環
第10章 無理せずエコしよう―生態系サービス

【著者紹介】
1972年生まれ。兵庫県立大学シミュレーション学研究科、シミュレーション学専攻、准教授。専門は陸域生態系のシミュレーションモデリング。ハーバード大学大学院 進化・個体生物学部修了(Ph. D. )。独立行政法人 海洋研究開発機構 特任研究員を経て2011年より現職。著書に“Forest Canopies ”( 共著、NOVA)“Climate Change and Variability ”( 共著、SCIYO)がある。

内容説明

環境を考えるうえで役に立つ知識が生態学(エコロジー)。「エコ」をサイエンスに―生物と環境との関係を科学する。

目次

第1章 生態学への招待
第2章 世界中の生物はどのように生まれた?―生物進化と生態学
第3章 地球の気候と歴史が決定づける生物の分布
第4章 生物の「数」をサイエンスする―個体群生態学
第5章 食う・食われるの関係―群集生態学1
第6章 ライバル関係―群集生態学2
第7章 なぜ世界にはいろいろな生物がいるの?―生物多様性
第8章 動物の不思議な習性をサイエンスする―行動生物学
第9章 微生物が取り持つ地球環境―物質循環
第10章 無理せずエコしよう―生態系サービス

著者等紹介

伊勢武史[イセタケシ]
1972年生まれ。兵庫県立大学シミュレーション学研究科シミュレーション学専攻准教授。専門は、陸域生態系のシミュレーションモデリング。ハーバード大学大学院進化・個体生物学部修了(Ph.D.)。独立行政法人海洋研究開発機構特任研究員を経て、2011年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Humbaba

14
世の中の動きを知ろうと思えば,数学的な思考力は必要になる.そこで必要とされる数学は研究で使われるようなものではない.それでも,数式を見るだけで拒否感を持つようだと理解するために余計な手間がかかるだろう.2013/04/03

ととむ

3
数学的なとこをしっかり説明してるのは好感。2014/11/04

那由田 忠

3
 大方は生物学に属する感じがするが、エコロジーと言えば環境学と言うべきかもしれない。この本はアメリカ仕込み(と思われるが)の、個体群生態学と群集生態学、生物多様性などを需給曲線的な数式モデルで説明する。初歩的な内容であるが、言われてみるとおもしろい。IPCC報告書を引用しながら微生物の炭素排出量について述べてあって、この報告書全体をきちんと説明されていないと改めて感じた。生態サービスという概念もおもしろかった。ただし、行動生物学や進化生物学にも言及するが、ちょっと物足りなかったが、仕方ないだろう。2013/10/26

摩天楼

3
自然保護、動物保護に興味のある全ての人に読んで欲しい本。動物が好きな人ほど、ある意味感情的にもなりやすい分野でもあるが、ここまでしっかりとした理論があるのだとわかり、とても面白かった。そして、動物のようには目立たない植物・微生物のはたらきの重要性もわかった。それにしても、理系の学問をやる以上、数学は切っても切り離せないものなのだなあ。この著者はとても優秀な方なのだろう。全体として分かり易かった。ああ、生態学が熱い!!!2013/07/28

おやぶたんぐ

2
生物と環境の相互作用を、主として経済的視点から分析するもの(らしい)。微分方程式が出てきたりもするけれど、中学卒業レベルの数学力(算数力)があれば何とか読み切れる。興味深い内容ではあったものの、実際のところ導入レベルという感じ。ここから更に踏み込んでいくべきなのかもしれないが、気力が湧いてこない(^_^;)もっと若いころに読みたかった⁉︎2018/09/25

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