出版社内容情報
アベノミクスは庶民の敵!これから間違いなくやって来る超貧困・超格差・超弱肉強食社会に「賢く」「楽しく」立ち向かうための知恵
内容説明
庶民が“賢く”“楽しく”立ち向かうための術とは。権力者にすり寄った人ほど裕福になれる社会―それがアベノミクスのゴール。日本で今、起こっていることを正しく知り、ニュースや情報を読み解く力、だまされない力、判断力を養うための一冊。
目次
第1章 「超貧困」時代がやってくる!(アベノミクスとは何をもたらすものなのか;年金はもはや老後の支えではないのか;消費増税は本当に必要なのか;TPP参加は日本を幸せにするものなのか)
第2章 「超貧困」化政策に翻弄されないために(二〇一三年と「超貧困」への足音)
第3章 「超貧困」時代はこう歩く(庶民なればこその心構えがある;セコロジーで行こう!;「超貧困」時代を楽しく歩く)
著者等紹介
森永卓郎[モリナガタクロウ]
1957年、東京都生まれ。経済アナリスト。獨協大学経済学部教授。東京大学経済学部卒業後、日本専売公社入社。日本経済研究センター、経済企画庁総合計画局、三井情報開発総合研究所、UFJ総合研究所などを経て現職。テレビ、ラジオ、雑誌、講演などで幅広く活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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パフちゃん@かのん変更
65
実に恐ろしい内容でしたが、多分これが真実なのでしょうね。民主党の野田氏は刺客だったのか。アベノミクスで格差がますますひどくなった。解雇規制緩和で失業者は増大する。消費税だけが上がり、円安になって製造業が生きのびたのはいいけれど物価は確実に上がった。TPPではアメリカの言いなり。日本のコメなどは守れるのか。何より恐ろしい集団的自衛権の行使、これはアメリカのやっている戦争に巻き込まれそう。決めるのは政治家で戦地に行くのは若者ですよ。しかし残念なのは対応策がせこすぎる事(-_-;)森永卓郎氏オタクなのですね。2014/10/04
壱萬参仟縁
36
アベノミクスの成長戦略は日本の農家を豊かになどしない(34頁)。年金の受給額は3分の2になる(48頁)。繰上げ受給を真剣に検討してみる(52頁~)。減額率=0.5%×繰上げ請求月から65歳になる月の前月までの月数。1か月繰上げする毎に0.5%減額され、一度受給したら取り消せない(53頁)。消費増税で苦しむのは庶民(66頁~)。消費税を上げなくても日本の財政は破綻しない(69頁~)。TPPで国内の農業生産は3分の1に激減する(74頁~)。2015/12/30
yamaneko*
32
ここ数年の政局の動きにどういう意味があったのか、解説しているのが参考になる。年月が立たないと歴史的な転換地点というのはわからないものだけど、丁寧に動きを追っていけば、今後の可能性のある道筋も見えてくる。 2014/04/22
マッツ
27
テレビと優しい感じでいつも物腰低くて、好感持ってみてました。本は初読です。さすが東大卒経済評論家。テレビとは、また違う頭のキレを感じました。近所に住んでるんで、駅でお会いし、お疲れの姿みました。頑張ってください。森永さん応援してます。2014/06/16
ダンボー1号
11
2014年2月消費税施行前の本。本としては経済予測、政治不安、生き方指南と折り込み過ぎてそれぞれは浅いのですが 概ね 支持します。TPPが施行されるとグローバル金融、保険、企業農業が最も怖いです。健康保険と作物種子が米国に主導権取られるとキツイ。韓国がまさに米韓FTPで良くなってるように思えない。よくなるのは大手企業のみ。韓国が進むの見て遅れてはいけないと言う世論があった(誘導?)のだが別に無くてもよかった。円安になれば何とかなったのかも。(それは米国の協力なしでは厳しいけど)民主党は人がいいけど外交も経2015/05/20