内容説明
新聞記者の仕事につきながら、二児を育てた著者は、「育児」が「育自」であることを発見し、今日の社会をより豊かにするために、全ての男性が「父子家庭」を体験せよと提唱する。男女の解放と父子家庭。
目次
第1章 父子家庭の実態と男の哀しみ
第2章 どうして男はいつも被告席か
第3章 「男もしあわせに」に立ちはだかるもの
第4章 父子家庭の泣き笑い
第5章 「父子家庭からの問い」のインパクト
第6章 『居場所を取り戻そう、男たち』を再読する
著者等紹介
重川治樹[シゲカワハルキ]
1944年、東京生まれ。1969年、早稲田大学大学院修士課程修了後、毎日新聞社入社。1985年、離婚後、二児を引き取り、父子家庭となる。定年退職後はフェリス女学院大学非常勤講師など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ワッツ
4
生別父子家庭の著者が父子家庭の辛さや長年の経験から乗り越え方が書かれている。他にも見どころがいっぱい。金原亭馬生の話があるが、当代なのか先代なのかわからず。男病の男たちにも気づいてほしい。しかし思うのは最近の母にも男病が沢山いるような気がするのだが。著者が父子家庭になった時は今より大変だったろう。今も大変だが、著者らの活動が実を結んできているのかも知れない。だがまた別の問題も出てきている。良書。2017/02/06
うみんちゅ
0
新聞記者をしながら子供2人を育てた著者の経験を中心に父子家庭について語る。 2016/06/15