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内容説明
知ってますか?ロースハムは日本生まれのハムです。第一次世界大戦時、日本の収容所に連れてこられた多くのドイツ人捕虜たちがいました。食肉加工の経験があった捕虜の一人ローマイヤーは、捨てられる肉片を食べられるように工夫しました。こうして日本独自のロースハムが発明されたのです。
目次
1 だれがロースハムを「発明」したのか
2 ローマイヤーの生い立ち
3 不穏の海
4 第一次世界大戦
5 青島陥落
6 東京で新しい出発
7 それぞれの戦線
8 ゲシュタポ 特高 憲兵隊の時代
9 日はまた昇る
著者等紹介
シュミット・村木真寿美[シュミットムラキマスミ]
1942年、東京生まれ。早稲田大学文学部大学院卒業後、離日。ストックホルム大学、ミュンヘン大学在学。ミュンヘンの社会福祉専門大学卒業。娘3人の母。ドイツ国籍取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
メルセ・ひすい
3
写真は多い。 文 ×× 第1次世界大戦時、日本の収容所に連れてこられた多くのドイツ人捕虜たち。食肉加工の経験があったローマイヤーは、捨てられる肉片を食べられるように工夫し…。ロースハム誕生に秘められた、あるドイツ人の物語。2009/06/02
しいら
1
タイトルと内容が乖離している気が…文章も主観的に過ぎる。2014/02/08
ミュンヘン
1
ローマイヤーさんといえばハチクロ…じゃなくてロースハムを日本で初めて作った人! 第一次世界大戦に巻き込まれて日本の収容所に入れられてしまって…どうにか肉を美味しく食べられるように頑張って…孤独だった少年が一人、異国で頑張っていくさまが胸に響きました。昔の人は働き者だった。2009/06/26
ねこ
0
ロースハムに関する記述は本の少しです。過去から現在の流れが突然逆転したり、途切れたりと読みにくい箇所も何カ所かはありましたが、ロースハムの歴史というよりはローマイヤさんの伝記として読み応えのあるものでした。2013/10/24
Naomi Araki
0
第一次大戦にて、青島で捕らえられ、捕虜として来日したドイツ人ローマイヤーについての本。ローマイヤー氏の遺族から事情を聞きつつ書かれた本なので、著者の気遣いが全面に漂うあたりが、多少、読みにくい感あり。ローマイヤーの元から巣立った現存のハム会社も登場し、もう少しだけクールな文章であってくれたら、かなりオススメとなる。貴重な資料ではある。2013/07/16