論創海外ミステリ<br> 愚者は怖れず

個数:

論創海外ミステリ
愚者は怖れず

  • 出版社からのお取り寄せとなります。
    入荷までにおよそ1~3週間程度かかります。
    ※商品によっては、品切れ等で入手できない場合がございます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷までの期間】
    ■通常、およそ1~3週間程度

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆上記期間よりも日数がかかる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆品切れ・絶版等により入手できない場合がございます。
    ◆品切れ・絶版等の確認に2週間以上かかる場合がございます。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • 店舗受取サービスはご利用いただけません。

  • サイズ B6判/ページ数 319p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784846006570
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

配達されない荷物。馴染みの食堂のいざこざ。荒みきった元教え子の警官…。推理作家志望のパブリックスクール校長ウェザロールは、持ち前の正義感と好奇心が災いし、身の回りで起こる数々のトラブルに首を突っ込んでしまう。挙げ句、深みにはまったところで目の当たりにした恐るべき事実とは?英国ミステリ界の巨匠、マイケル・ギルバートが戦後社会のひずみを描破した社会派スリラーの逸品。ミステリ評論家のA・E・マーチによって称賛された初期作品、本邦初訳。

著者等紹介

ギルバート,マイケル[ギルバート,マイケル][Gilbert,Michael]
1912年、イングランド・リンカンシャー州生まれ。ロンドン大学で法律を学ぶ。第二次大戦中は英国騎馬砲兵隊として従軍。戦中、捕虜となった際に読んだシリル・ヘアー著『法の悲劇』(1942)に刺激を受ける。戦後すぐにデビュー作『Close Quarters』(47)を発表。その後「ヘイズルリッグ警部」シリーズにはじまる長編を発表するかたわら、事務弁護士としても活躍。英国の保護下にあったバーレーン政府の法律アドバイザーを務め、レイモンド・チャンドラーの顧問弁護士でもあった。また、ヘアーの死後、彼の短編集『Best Detective Stories of Cyril Hare』(59)を編纂したこともよく知られている。現在までに長編およそ30作と多数の短編を発表し、MWAグランドマスター賞(87)、CWAダイヤモンド・ダガー賞(94)を受賞しているミステリ界の重鎮

横井敬子[ヨコイノリコ]
上智大学文学部卒業。インターカレッジ札幌在籍中。札幌市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

bapaksejahtera

14
舞台はロンドン。妻は戦争中の流産の後、子を宿す中学の若い校長が主人公。知的で明朗、思いやりがあり生徒や事務職員に人気がある。生徒や父兄が犯罪に巻き込まれる事態が出来。裏に鉄道輸送を使う流通過程で食料品が闇商売に流れている。料理店酒場の求めに応じ、犯罪は広く行き渡る。社会秩序や就中生徒の家庭崩壊への義憤から、主人公は探査に乗り出す。書題は盲蛇に怖じずと同義であり、主人公は当然に手酷い打撃を負う。以下警察と協力しつつ最後にはマスコミを利用しつつ戦う。前半の明朗な学校風景描写も、後半の悪漢への反撃は散漫な印象。2024/04/15

Masako Yamada

2
英国らしい古風です。1953年作品、作者はチャンドラーの弁護士でもあり、教師も体験。  主人公は校長先生、当時の下町にある中学校の雰囲気がでています。戦後の物資横流し一味、またインチキ薬の儲けなど、いかにも食べるもののない時代を反映した事件です。校長はいつのまにか事件に巻き込まれてしまう。  一味のしたっぱ鉄道務めのお父さん、かなしいですね。善意でやってきた校長先生をつまみだす場面は迫真です。作者はこういうおうちの子をいっぱいみてきたのでしょう。  法と子供を守る校長、勇敢な記者やサミー少年にも拍手。2017/09/26

眼鏡の狸

1
様々な出来事に首を突っ込むうちに犯罪組織と対立することになる、校長ウェザロールの話。 一つ一つの出来事が犯罪組織につながっていく様は上手い。この部分が上手かったのですんなりと読むことができた。ただ、主人公が身近な出来事に他力本願で説明を求め続けただけのように読めてしまう。正義を貫くという意味でなら友人のトッドの方がふさわしい。社会における正義の在り方というようなものがテーマだろうから、トッドは主人公にならなかったのだろう。そうだとしてももう少し書きようがあったのではという、なんともいえないモヤモヤが残る。2020/04/17

kanamori

0
☆☆2013/09/27

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21958
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。