内容説明
昭和初期、株売買で莫大な金を手中に収めてマスコミの世界に彗星の如く現われた風雲児・ハンニは、シュタイナーの理想を一途に掲げ川島芳子、大宅壮一、藤山一郎を“魅惑”する!自称、東洋のモンテ・クリスト伯、知られざる大詐欺師の正体。
目次
第1章 彗星
第2章 大予言の時代
第3章 作家生活
第4章 「憲政の神」尾崎行雄
第5章 ハンニ立つ!
第6章 新東洋の夢
第7章 夢破れて
著者等紹介
河西善治[カサイヨシハル]
1946年生まれ。長野県出身。中央大学中退。人智学出版社代表。70年代半ばからドイツの思想家ルドルフ・シュタイナーの翻訳出版活動を始め、80年代には西ドイツ緑の党、ミヒャエル・エンデ、ヨーゼフ・ボイスなどの紹介を行う。90年代前半には「いじめバスターズ」としていじめ問題に取り組み、97年には神戸酒鬼薔薇事件の犯人像をいち早く的中させ事件の解決に貢献する
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