内容説明
グローバリゼーションが孕む競争と格差の拡大を抑え、教育が本来使命とする平等の改革を目指せ。労働市場の変容はじめ変動と対峙する改革の現在を、初中等教育から高等教育まで多角的に追究・考察する。
目次
第1章 グローバリゼーションの衰退?
第2章 グローバリゼーションの労働への影響
第3章 グローバリゼーションの教育改革戦略への影響
第4章 世界経済における教育改革の明示化
第5章 教育の実践に対するグローバリゼーションの影響
第6章 グローバリゼーションと文化的アイデンティティー
第7章 グローバル経済のための教育戦略
著者等紹介
カーノイ,マーティン[カーノイ,マーティン] [Carnoy,Martin]
スタンフォード大学教授。博士(経済学、シカゴ大学)。教育制度の政治経済学、教育計量経済学、国際比較教育学。世界銀行、米州開発銀行、アジア開発銀行、ユネスコ、OECD、ILO、等のコンサルティング業務をこなす
吉田和浩[ヨシダカズヒロ]
広島大学教育開発国際協力研究センター長、教授。MPhil.(開発学、サセックス大学)。世界銀行人的資源エコノミスト、国際協力銀行(現JICA)課長等を歴任後、2006年から広島大学同センター助教授、准教授を経て現職。国際教育協力論。研究テーマは教育分野における援助潮流、教育改革支援の有効性(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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