内容説明
共に先住民・移民を交えた多文化国家である両国の教育は、国民の多様性に促された大規模改革と、グローバル化を見据えた改革の迅速さで近年とみに注目を集めている。2001年小社刊行書の新版である本書は、以後の諸改革で相貌を一新している両国教育の現在を活写・考察した最新の包括的研究であり、わが国今後の教育展開にも大きく示唆する労作である。
目次
第1部 オーストラリアの教育(社会と学校教育;カリキュラムと教育評価;学校における多文化・多言語教育とマイノリティ;労働市場と第三段階教育;教育現場の日常)
第2部 ニュージーランドの教育(社会と学校教育;カリキュラムと学力;マイノリティと教育;教育と労働の接続と教育の質保証―高等教育制度;試論 オーストラリアとニュージーランドの教育の比較―学校経営の観点から考察した日本への示唆)
著者等紹介
青木麻衣子[アオキマイコ]
北海道大学国際本部留学生センター講師。2006年3月、北海道大学大学院国際広報メディア研究科満期単位修得退学。日本学術振興会特別研究員(PD)を経て、2009年4月より現職。博士(国際広報メディア)
佐藤博志[サトウヒロシ]
筑波大学人間系教育学域准教授。1998年3月、筑波大学大学院博士課程教育学研究科教育基礎学専攻単位取得退学。以後、岡山大学准教授等を経て、2010年4月から現職。博士(教育学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。