内容説明
アウシュヴィツの後で歴史は可能か。前著『時間と物語』の思索をさらに深めて、「記憶と忘却」の問題を手掛かりに記憶と歴史、個人的記憶と集合的記憶、赦しと和解などの問題を取り上げ、現代における歴史叙述の可能性にまで及ぶ、壮大な「記憶の政治学」の試み。
目次
第1部 記憶と想起について(記憶力と想像力;訓練される記憶力―慣用と濫用;個人的記憶、集合的記憶)
第2部 歴史・認識論(史料的局面―記録文書化された記憶;説明/理解;歴史家の表象)
出版社内容情報
下巻目次
第三部 歴史的条件
プレリュード 歴史の重荷と非歴史的なもの
第一章 歴史の批判哲学
「歴史それ自体」/「われわれの」近代性/歴史家と裁判官/歴史における解釈
第二章 歴史と時間
時間性/歴史性/時間-内-存在と歴史の弁証法/歴史の不気味さ
第三章 忘却
忘却と痕跡の消失/忘却と痕跡の存続/想起の忘却-慣用と乱用
エピローグ 困難な赦し
赦しの方程式/赦しの精神のオデュッセイア-諸制度の横断/赦しの精神のオデュッセイア-交換の仲介/自己への回帰/帰路-要店のまとめ
テーマ別索引
人名と引用書名索引



