内容説明
多元主義から多文化主義につながるイギリス政治思想の20世紀的転換の中に、政治的諸概念の21世紀の新たなパラダイムを多角的に探求した共同研究の成果。
目次
イギリス多元主義の多元的な道
第1部 イデオロギーの再解釈(ニューリベラリズム―有機的社会観に基づく社会統合の構想;イギリス社会主義―二十世紀における諸潮流とその未来;保守主義―複雑な社会を統治する)
第2部 社会構造の転換と政治概念(圧力団体―戦後イギリス社会と新しい集団政治の変容;福祉―「ベヴァリッジ」の政治的諸文脈)
第3部 新たな政治理論を求めて(シティズンシップ―B・クリックの「能動的シティズンシップ」論の文脈;政治的自由―概念の「イギリス的」文脈をめぐって)
イギリス政治理論における多文化主義の再検討
多文化主義とネイション―カナダにおける多文化主義を通じた政治統合の考察
著者等紹介
佐藤正志[サトウセイシ] [Kelly,Paul]
早稲田大学政治経済学術院教授
ケリー,ポール[ケリー,ポール]
LSE(ロンドン大学)教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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