内容説明
がん、トラウマ、肥満、幹細胞、クローン動物、老化…遺伝と環境の関係を解く鍵であり、創薬治療の新境地DNA配列を超えるこの新概念が近い将来わたしたちにもたらす可能性とは―19世紀はダーウィンとメンデルによってもたらされた進化と遺伝学の時代、20世紀はワトソンとクリックの発見をきっかけとするDNAの時代、そして21世紀、DNA配列の変化を伴わない遺伝に世界中の注目が集まっている!
目次
みにくいヒキガエルと優雅な人間
私たちはどのように坂の上り方を学んだのか
これまで私たちが理解していた生命像
いま私たちが理解している生命像
なぜ一卵性双生児は完全に同じではないのだろうか?
父親の罪
世代間のゲーム
性の戦い
Xの創成
ただの使い走りではない
内なる敵と戦う
心の中のすべて
人生の下り坂
女王陛下万歳
緑の革命
これから進む道
著者等紹介
キャリー,ネッサ[キャリー,ネッサ] [Carey,Nessa]
エディンバラ大学で博士号(ウイルス学)を取得し、インペリアル・カレッジ・ロンドンで分子生物学の上級講師を務めた。バイオ系製薬企業に13年間勤務した後、現在、技術移転プロフェッショナルに指導的な立場にある英国組織のインターナショナル・ディレクター。ノーフォークに住み、インペリアル・カレッジの客員教授も務めている
中山潤一[ナカヤマジュンイチ]
1971年、東京生まれ。名古屋市立大学大学院システム自然科学研究科教授。博士(理学)。東京工業大学大学院生命理工学研究科博士課程修了後、コールドスプリングハーバー研究所研究員、理化学研究所発生・再生科学総合研究センター・チームリーダー、名古屋市立大学准教授を経て、2014年より現職。研究テーマは、クロマチンの動的構造変換、エピジェネティックな遺伝子発現制御など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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