住み開き―家から始めるコミュニティ

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  • サイズ B6判/ページ数 196p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784480878496
  • NDC分類 361.6
  • Cコード C0036

出版社内容情報

自宅の一部を博物館や劇場、ギャラリーに。廃工場や元店舗を改装してシェア生活。無縁社会などどこ吹く風! 家をちょっと開けば人と繋がる。対話 三浦展ほか。

内容説明

自宅一部を博物館やギャラリー、劇場に。廃工場や元店舗を改装しシェア生活。家を開いて人と繋がる。

目次

東京編(cotona mama&baby―ママさん自宅サロン(世田谷区・学芸大学)
岡さんのいえ TOMO―継がれゆくまちのお茶の間(世田谷区・上北沢)
行脚庵―若者たちの持続可能な自宅サロン(世田谷区・新代田) ほか)
大阪編(905 Cafe―マンション開放型サロン(淀川区・新大阪)
小島商店―元酒屋が生まれ変わる(淀川区・西中島南方)
navel cafe―職住のボーダーを揺り動かす自宅カフェ(淀川区・三津屋) ほか)
各地編(space BEN―自宅を劇場に(青森・八戸市・柏崎)
でんかハウス―生活の延長線上でできる表現(京都・東山区・蹴上)
優人―福祉制度の垣根を超えて(京都・城陽市・平川鍛冶塚) ほか)

著者等紹介

アサダワタル[アサダワタル]
1979年大阪生まれ。日常編集家。大阪市立大学法学部卒。音楽演奏から、分野をまたぐ文化プロジェクトの構想・演出、それらにまつわる文筆、講演などを展開する。2002年、バンド越後屋のドラマーとして、くるり主宰レーベル「NMR」からのCDリリースがキャリアの始め。2003年以降、ソロ名義である大和川レコード、ユニットSJQ(HEADZ/cubicmusic)にてライブやCM・映画での演奏、国内外におけるCDリリース多数。あわせて、表現活動を“音”から“場/事”に拡張し、遊休施設や寺院、住居や旅館や空き店舗などを活用したスペース、および各地域コミュニティの演出にも関わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うりぼう

32
大橋君に紹介してもらった本。自分の家を開放して、コミュニティに活用している事例集。その発想の自由さに脱帽。自分も実家を活用してみたい。先日読んだ湯浅氏の本に「民主主義の深まり具合は、時間と空間をそのためにどれだけ確保できるかに比例する」と記述。それは、各自が仕事と私事だけでなく、公的な事にどう時間を割くか。「住み開き」こそ、その典型であり、昔の縁台や縁側である。三浦展氏は「共異体」の生成を言い、ジャック・アタリは「定住者とノマド(旅人)の良好な関係」を説く。社会変革は、若者・バカ者・よそ者が起こす。2013/01/20

てくてく

3
2009年から2011年にかけての「住み開き」事例紹介。①目玉を用意する、②プライベートを確保する、③経済的に無理をしない、④日時を決める、⑤徐々に輪を広げていく、⑥大家さんと仲良くする(以下略)など、無理せず自宅の一部を開放してコミュニティを形成することは、確かに地域の紐帯が弱くなっている現代においては一つの素敵な変化なのかもしれない。2013/09/08

・・・と見た。

3
自宅を開放し、表現活動やコミュニティスペースとして利用する、住み開きの様々な事例について紹介している。自分の生活スペースに他人が入ってくる状況は、僕自身としては受け入れがたいものがある。しかし、この本で紹介されている事例をみると、なんか面白そうで、なんか新しいことが始まりそうな予感がしてきて、やってみたら、意外と自分でもできるのかもと勘違いしそうになる…けど、やっぱり僕には無理。2012/03/15

aof

2
今の状況の中で住み開きってどんな風にできるのかなぁと思いながら読んだ。 人を固定させる自粛モードと、流動的に人が出入りする住み開き。正反対みたいだけど、近いように感じるのは、なんかミニマム感というか、もう大勢じゃなくていいんだなーというか、小さな場を作るみたいな方向にこれからもっと動いていくんじゃないかなーという予感。 アフターコロナの住み開きとか、読みたいな。2020/04/13

nizmnizm

2
定年後の生き方の参考に。若い頃大阪長屋に住んでた頃は自然と住み開いてたなぁ〜。東京の今の地域では難しいかも。文化が違うし、建物の形も重要。2017/08/18

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