内容説明
岩手県遠野郷に伝わる民間信仰・伝説・怪異談・習俗などの聞き書き『遠野物語』は、柳田民俗学の出発を告げる記念碑的作品であり、その高雅にして新鮮な文体によって、優れた文学作品としても高く評価されている。神隠し・山人・天狗など、山に隠れた人生の意味を掘り起こし、共同幻想の世界を照らし出した『山の人生』、木地屋の信仰を手がかりに、伝説が持つ史料的価値の重要性を説いた『史料としての伝説』、以上三冊の単行本を中心に「山人外伝資料」「木地屋物語」など漂泊民についての諸論考を収録。
目次
遠野物語
山の人生
史料としての伝説
山人外伝資料
山神とオコゼ
木地屋物語
山立と山臥
「イタカ」及び「サンカ」
所謂特殊部落ノ種類
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
鯖
17
遠野物語に山の人生という鉄板ネタが並ぶ第四巻。そこはまあ置いといて、サンカとイタコについての文、被差別部落についてのカタカナな文がよかったな…。山伏の女房はすべて比丘尼なりとかまあまあ、断定口調なのが気になったけども。被差別民の女=遊女ってのは結局、そうせざるをえないほどに抑圧された生き方しかできなかったからなんだよなあと、愁眉とか折腰歩とか媚術とかの言葉を見るたびに思った。2025/11/08
メーテル/草津仁秋斗
2
山人や木地師、サンカやイタカなどの特殊な人々についての論をまとめた巻。柳田国男にはもっとこちら方面も深めてほしかったなあ、と思う。とても面白かったから。2015/08/09
a._v._e
0
★★★☆☆2008/04/26




