幻冬舎新書<br> 悪の出世学―ヒトラー、スターリン、毛沢東

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幻冬舎新書
悪の出世学―ヒトラー、スターリン、毛沢東

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  • サイズ 新書判/ページ数 276p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784344983427
  • NDC分類 280
  • Cコード C0295

内容説明

権力を握ることは悪ではないが、激しい闘争を勝ち抜き、のしあがった者に“ただのいい人”はいない。本書は歴史上、最強最悪といわれる力を持った三人の政治家―ヒトラー、スターリン、毛沢東の権力掌握術を分析。若い頃は無名で平凡だった彼らは、いかにして自分の価値を実力以上に高め、政敵を葬り、反対する者を排除して有利に事を進め、すべてを制したか。その巧妙かつ非情な手段とは。半端な覚悟では読めない、戦慄の立身出世考。

目次

第1部 立身(スターリン―仁義なき戦い;ヒトラー―意志の勝利)
第2部 栄達(スターリン―継ぐのは誰か;ヒトラー―我が闘争;毛沢東―大地の子)
第3部 野望の果て(ヒトラー―国盗り物語;スターリン―バトルロワイヤル;毛沢東―ラスト・エンペラー)

著者等紹介

中川右介[ナカガワユウスケ]
1960年生まれ。「クラシックジャーナル」編集長。早稲田大学第二文学部卒業。出版社IPCの編集長として写真集を中心に出版、ソ連の出版社とも提携した。後、出版社アルファベータを設立し、代表取締役編集長に。ドイツ、アメリカ等の出版社と提携し音楽家や文学者の評伝や写真集を編集・出版する傍ら、クラシック音楽、歌舞伎、映画、歌謡曲、マンガなどの分野で旺盛な執筆活動を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mazda

72
スターリンもヒットラーも、自分の信念というものは一切なかったようです。スターリンは、会議中ずっと黙って人の話を聞き、会議の最後に他人の意見をさも自分の意見のように発言することで、人の信頼を勝ち得ます。ヒットラーも変わり身が早く、大衆迎合とスピーチのうまさであっという間にトップに上り詰めます。怖いのは、自分の信念というものが全くないのに、最高位まで行ってしまうことだと思います。どこぞの国の政治家も、全く同じ状態になっているのが怖いです。2024/02/19

きみたけ

36
歴史上最強最悪と言われる力を持った3人の政治家の権力掌握術を分析。【スターリン】組織のために自分の手を汚す・人の弱みを握り利用する・情報を集める・誰も信用しない、#会議で皆の意見を聞いてまとめる・上司に逆らわない👍 【ヒトラー】オール オア ナッシングで決断・勝てる相手としか闘わない、#ヒトラーの青年時代は画家志望だったとは😔、敵の敵は味方👍 【毛沢東】敵が強い間は持久戦・大失敗したら組織を混乱させた上で救世主として登場・感動的なスローガンを掲げ人心を掌握、#女性関係がひどい、3人とも粛清が凄い😨2021/01/09

キムチ

34
筆者は脂が乗り切っているジャーナリスト。権力分析論を日常垂れる学者でないだけに面白く読めた。かつユニークな切り口に感心させられた。俎上に乗ったのはご存じ、スターリン・ヒトラー・毛沢東。「立身・栄達・野望の果て」のカテゴリーで料理する。いうなれば活躍前・活躍中・活躍後と云った頁。しかも一口コメントで「それが巧く行った」ポイントを付記している・・笑えないが苦笑させられる事もある。筆者の云う通り、ソビエト・ドイツ帝国は滅びた・・だが中華人民共和国は現に屹立している。しかもマオ思想を正当なものとして・・怖いものだ2014/11/23

金吾

28
○三人の独裁者の生涯をおっており、ライバルを蹴落とす才能、他人の命はなんとも思わない精神力に戦慄いたしました。権力闘争の部分は端的にわかりやすかったので良かったです。2021/04/25

けいこ

18
3人の顔写真が載っていたけど、徐々に悪人顔になっていったんですね。スターリンは若い頃の写真は眼がキラキラしていて、どうしてこの人があんな悪人になっていくのか不思議な感じがしました・・・。心理描写が殆どなく、淡々と起こった事柄だけを書かれているので、少し物足りなさを感じました。2016/12/24

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