内容説明
最初の異変は、脱ぎ散らかして出かけたスリッパが、帰宅したときに揃っていたことだった。独身の「僕」の部屋には出入りする人間もいないのに。それから毎日、帰宅するたびスリッパは少しずつ奥の方に移動していって…。スリッパは、ひとりでに、一歩ずつ進んでいるのか!?「僕」は同僚の研究者・小泉に相談を持ちかけた(「一歩ずつ進む」)。六作品を収録した異色のミステリー短編集!
著者等紹介
石持浅海[イシモチアサミ]
1966年愛媛県生まれ。九州大学理学部卒。’97年、鮎川哲也編『本格推理11』に「暗い箱の中で」が初掲載。2002年『アイルランドの薔薇』でカッパ・ノベルスの新人発掘プロジェクト「KAPPA‐ONE」より本格デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ダイ@2019.11.2~一時休止
148
連作短編集。全編オカルトっぽい解決?。九尾の狐が一番よかった。でもこの章の名前なら3・6・8の章は書けなかったのか?。2015/07/26
モルク
107
図書館の返却コーナーにあった本。あまり期待もせず手に取ったが、なんだこれ、おもしろいじゃないの。科学では解明できない超常現象なのか、ちょっとオカルトっぽい6話の短編集。主人公たちそれぞれに相談を受けるのは同じ会社の研究室にいる研究者小泉。小泉がまわりにあるいらぬものを排除し主人公たちを導く。そして主人公たちは過去の因果などを含め真実にたどり着く。ミステリーというよりはやはりオカルトかな。読みやすく楽しめた。2024/02/04
けい
83
石持さん、初読み。小泉という人物をキーマンとして、会社同僚達の元に起こる超常現象を探っていく物語。起こっている事はすごく些細な事で、笑い話かと思うほど軽妙なやり取り、でも真相を知ると笑ってられない。そんな感じで展開される6編の短編。超常現象をあくまでも否定しない、小泉の理論立てが楽しいです。最後の「九尾の狐」が前の5作とは違ったパターンで全体の物語を心地よく締めてくれます。面白かった。2015/03/06
Satomi
76
研究職の小泉が謎を解く連作短編!!幽霊の仕業!?!?オカルト的な超常現象!?!?「一歩ずつ進む」「二歩前を歩く」「四方八方」「五カ月前から」「ナナカマド」「九尾の狐」目次を見ただけでゾクゾク~!!スリッパがひとりでに一歩ずつ進んだり…、帰宅すると風呂場の電気がついていたり…、いつまのにか自動車に給油されていたり…不可解な事件の裏には想像出来ないゾッとするエンディングが…!?!?ウヒャー!!(⊃ Д)⊃≡゚ ゚2015/12/29
yukision
71
『殺意の隘路』内で既読の『九尾の狐』以外は初めて読んだミステリー短編集。家に帰るたび移動しているスリッパ,ガソリンが減らない話など,日常のふとした違和感を突き詰めていくと怖い事実に気づく展開が面白い。2022/05/20




