内容説明
ここから出て生きていける可能性があるなら、それが藁だとわかっていても、俺はすがるしかないんだ。犯罪性向を持つ邪悪な人間「欠落者」を選別できるようになった社会―。欠落者は脱出不能の人工島に隔離されている。BDことセイもその一人。だがセイは、自分が残虐極まりない欠落者たちとは違うことを知っている。なぜこんなことに?どうすれば、分かってもらえる?自由とひきかえに得た特異な能力で、島に逃げ込んだ凶悪犯を狩るセイに、密命が持ち込まれる。報酬は言い値。そればかりか恩赦で島を出られるというのだが―。
著者等紹介
関俊介[セキシュンスケ]
1976年大阪府生まれ。大阪府立芥川高等学校卒。1997年、『歪む教室』で角川学園小説大賞金賞を受賞しデビュー。2012年、『絶対服従者』で第24回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ren5000
31
大まかな内容は『あらすじ・内容』にある通りです。いやいや〜面白かった♪近未来SFバイオレンスアクション小説とでも言うのかな?後半のこれでもかというきつめの描写はちょっと食傷気味になりましたが、全編通して読みごたえ十分でお腹いっぱいになりました。こういう話が好きな人にはオススメです。2016/06/27
miroku
17
関さんらしい作品だと思う。着想が面白い♪2019/09/14
浦
14
凄い。前作もそうだが、関俊介さんは認められない・もしくは悪い意味で認められてしまった存在、数として計上されない・価値を見出されない存在について、その感情をどうしてこんなに生々しく描けるのだろう。僕はこの人より描写が細かく美しい小説家を知っている。より躍動感ある小説家も思い浮かぶ。でも、この人ほど、認められない悲しさを書いてくれる人は知らない。読んでいて、胸が詰まった。また、主人公の状況が絶望的で、読むのを躊躇するほどひりひりする感覚は、この作家さんの得意技のようだ。是非おすすめします。おもしろいですよ。2016/01/24
すずきさん
13
凶悪犯罪性向を持つ人間を脳科学的に選別して人工島に隔離するという近未来サスペンス。官僚等と癒着し、常人迄も隔離してしまったりするのはありがちな設定だと思った。2016/03/16
みー
11
こういう設定はアメリカドラマとかにありそう~。と言うことで、ドラマか映画を見ている感覚でスイスイ読める。後半、欠落者と判定され女性の狂気の描写が目を覆いたくなる・・。主人公のこれから人生に幸あれ!!と、思ってしまう。酒好きの白衣のじいさんが、いい味出してました^^2016/10/24




