内容説明
“探偵にゃ、目的がひとつある…真実ってやつさ”私立探偵・野崎は、山中で怪我をした少年・安彦と出会い、介抱した。その後、少年の父・安明が、野崎の事務所に現われ、安彦が義母とともに失踪したことを野崎に告げた。安明の依頼で二人の捜索に乗り出した野崎だが、その途端、殺人事件が…。無頼探偵と少年との熱き戦いの日々。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
65
私に弟達がいて息子がいないせいか北方さんを読むと「私も男やったら・・」と思わない本が無い。?えっ爺様?・・うちの夫婦は性格がまるで正反対。あちらが女性ですわ(^^♪。・・ともあれ一人で釣りに行くは私も好き・・やった。大きな軍隊の払い下げのようなリュックを背負って一人での旅行が好き・・やった。車の運転は免許を取った時点で亡父の強固な反対にあい挫折。あ~ぁ息子がいたら・・今頃オレオレ詐欺に引っかかっていたやろねぇ2016/03/09
GAKU
47
美有シリーズからのスピンオフ、野崎シリーズ1作目。この野崎、典型的な北方作品の主人公ですね。私大好きです。山で助けた少年がきっかけで事件に巻き込まれる。大人の不良野崎と行動を共にすることにより、少年は変わって行く。この設定も私にはツボです。ストーリー自体は違うけれど、私が大好きな作品、ロバート・B・パーカーの「初秋」を彷彿させる。やはりこの頃の北方ハードボイルドは最高ですね。野崎シリーズはあと2作あるので続けて再読します。2016/02/25
Take@磨穿鉄靴
44
解説を読んで気付いたけどこの本は「雨は心だけを濡らす」「風の中の女」に続く鹿島美有シリーズの第3弾らしい。本作でマセラッティのスパイダーが出てくるんだけどこの間見た北方氏の本にもスパイダー出てきたなあ位にしか思わなかったけど繋がってたのね。「風の中の女」も手元にあるので出来ればそちらから読めば良かったか。まあでも話は独立してるので良しとする。北方氏の本はハズレが無いので安心して楽しめる。不良の木。悪く無い。悩め若人。★★★☆☆2018/03/07
ずっきん
31
多分、北方現代物作品の中ではエンタメ色が強く、軽い物語なのだろうなと推測。ハードボイルド感はそれほど感じない。野崎と行動を共にする安彦が、少年から男になっていく冒険小説。「優しいのに意地悪」ツンデレ野崎がいい味出してます。男同士の冒険成長譚を、美有の立ち位置でたっぷりと楽しませてもらった。要は、「男ってバカで可愛いねえ」である。読後感が「深夜プラス1」と一緒♪ 女性の描写は相変わらずアレwなので、いっそこれ以降は美有以外は出てこないといいなと願う。男キャラは天下一品!美有キャラは奇跡!2018/03/17
ねこまんま
30
探偵ものシリーズといえば、原りょうぐらいしか読んだことないんですけど、この野崎って男はカッコいいですねえ!! そして、少年の康彦くんが大人の男をまじかに見ながら自分も大人の男にになっていく過程なんて言うのはたまらんですな。 ただ、私は女なもんで、やっぱりこんなめんどくさい男(失礼!)とわざわざ付き合っている相方の美有の存在が気になるのよ。 で、ちょっと調べたらなんと「美有シリーズ」なるものがあるではないか!! あら~っ、しばらく北方ハードボイルドにはまりそうな予感。 2016/05/04




