内容説明
「時代劇を、これからちゃんと観てみたい」「もういちど改めて観直してみよう」と思われた方の入口を作りたい。そのように考えて、「気楽に触れることのできる、カタログ的に時代劇作品を紹介する本」を目指して書いたのが本書である。
目次
第１章 これだけは押さえておきたい４０本
第２章 隠れた名作４０本
第３章 個人的な趣味で選んだ２０本
著者等紹介
春日太一［カスガタイチ］
１９７７年東京都生まれ。時代劇・映画史研究家。日本大学大学院博士後期課程修了（芸術学博士）。撮影所や俳優などの取材をもとに、日本の映画やテレビドラマを研究（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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金吾
21
見たことがある話でも見たことがない話でもここにででいる作品に興味を持たされる文章です。著者の時代劇に対する気持ちが自分にも乗り移ったように思う部分もありました。見たくなった時代劇がいくつかできました。2021/05/27
0607xxx
11
映画史・時代劇研究家の春日太一氏による時代劇100選。映画をはじめ「るろうに剣心」のOVAと面白そうな作品が満載で観たい作品がまた増えた。欲を言ば紹介する本数を少なくして、一作品ごとにもっと深く紹介してほしかったが、私みたいな時代劇初心者には最適な一冊だと思う。2016/08/25
マカロニ マカロン
7
個人の感想です：B。戦後作品から選んだベスト100なので、戦前の作品、例えば山中貞雄監督の『人情紙風船』のような名作は入っていない。映画に限らず、TVシリーズや大河ドラマも多数選出されている。『水戸黄門』とか『銭形平次』といった人気TVシリーズや映画で『鞍馬天狗』のような人気作が選出されていないのは、春日氏が『なぜ時代劇は滅びるのか』のなかで触れていたような理由によるものだろうか？見たい映画が何本もあったが、古い時代劇は上映される機会が少なくなっているので、名画座やフィルムセンターの催しをチェックしよう。2015/03/10
hirayama46
4
はじめての春日太一。映画やテレビドラマなどの時代ものの映像作品を100本紹介した一冊。レビューは一作品につき見開き2ページの分量なので軽めの紹介ですね。書き方はわりとドライで読み物として楽しむというよりはガイド的なものとして捉えるのが正解なのでしょう。作品の結末まで書いていることも多いので、その辺りを気にする方は避けたほうが無難かもしれません。紹介されている作品のほとんどが未見なので、ぼちぼち見ていこうと思います。やはり映画中心が無難っぽいかな……。2023/05/28
himawa
4
100選ということで多岐にわたって紹介されていて面白かった。著者はまだ30代とのことだけど、往年の名優(というか今や昔の東映両御大とか)をよくご存知。文章もとても読みやすかった。近衞十四郎さん作品も結構あり...。戦後に限ったとのこと、今後は戦前の作品もこのように紹介して欲しいです。2014/12/27
