出版社内容情報
専門知と社会をつなげるために――.異分野間摩擦のしくみを分析,それを越えて,現代社会の直面する諸問題に対応するため,専門家・市民・行政の三者をつないで公共空間を担保する具体的な仕組みを示す.科学技術社会論(STS)の格好のテキスト.
目次
現代社会と科学技術
1 専門主義の源泉(ジャーナル共同体;妥当性境界;作動中の科学)
2 専門主義と公共性(公共空間;科学的合理性と社会的合理性;状況依存性;変数結節論;社会的合理性の構築(しくみ論;知識論)
責任境界の再構築)
著者等紹介
藤垣裕子[フジガキユウコ]
1985年東京大学教養学部基礎科学科第二卒業。1990年東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻博士課程修了。学術博士。東京大学助手、科学技術庁科学技術政策研究所主任研究官をへて、現在東京大学大学院総合文化研究科助教授
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