中公新書<br> 海賊の世界史―古代ギリシアから大航海時代、現代ソマリアまで

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海賊の世界史―古代ギリシアから大航海時代、現代ソマリアまで

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  • サイズ 新書判/ページ数 280p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121024428
  • NDC分類 209
  • Cコード C1222

出版社内容情報

古代ギリシアのヘロドトスは英雄と言い、ローマのキケロは「人類の敵」とののしった。ヴァイキングは西欧を蹂躙し、スペインとオスマン帝国が激突したレパントの海戦は海賊が主役だった。イギリスが世界帝国を築く過程ではカリブ海を跋扈するバッカニア海賊が裏面から支えた。19世紀にアメリカの覇権主義で消えた海賊だが、現代にソマリア海賊として甦る。キリスト教とイスラームの対立、力と正義の相克など、多様な視座で読み解く、もう一つの世界史。

内容説明

古代ギリシアのヘロドトスは海賊たちを英雄とみなし、ローマのキケロは「人類の敵」と罵倒した。スペインとオスマン帝国が激突したレパントの海戦の主役は海賊であり、大英帝国を裏面から支えたのもカリブ海に跋扈するバッカニア海賊だった。19世紀、欧米の覇権主義で海賊は滅びたが、現代のソマリア海賊として甦る。キリスト教とイスラームの対立、力と正義の相克など、多様な視座で読み解く、もう一つの世界史。

目次

第1章 海賊のはじまり
第2章 海賊の再興
第3章 二つの帝国
第4章 黄金期の海賊
第5章 海賊の終焉
第6章 現代と海賊

著者等紹介

桃井治郎[モモイジロウ]
1971年、神奈川県に生まれる。筑波大学第三学群社会工学類卒業、中部大学大学院国際関係学研究科中退。博士(国際関係学)。中部高等学術研究所研究員、在アルジェリア日本国大使館専門調査員などを経て、中部大学国際関係学部准教授。専攻・国際関係史、マグレブ地域研究、平和学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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まーくん

99
古今●西(東はない)の海賊について。パイレーツオブカリビアンにはこんな背景がとガッテン!イタリアの海岸線に残る監視塔を見た時、この海の向こうからサラセン人の海賊が襲ってきて・・と思ったが、イスラム側にはイスラム側の論理と歴史があった。かつてリビアに駐在していた友人が地中海は南から見ると景色(物事)が違って見えると話してたことを思い出した。この本は偏りのない立場で書かれているが、それだけに、これまでの感覚はヨーロッパ側、キリスト教側からの見方と自覚した。いろいろな海賊の活躍?を知ることができた楽しい一冊。2020/12/21

かごむし

28
普通の世界史は、陸地の支配関係が中心軸となるが、本書は、海を視界の中央に持ってくるような内容だったから、視点が変わることで、持っていた知識が整理される。また、戦記風の記述が随所に挟まれとても読みやすかったのと、海の覇権(それはそのまま陸の覇権だが)の移り変わりが、大きな流れの中で把握できるのもとてもよかった。特に、中世のイスラム教対キリスト教や、大航海時代など、いくつかのテーマの理解が深まった。本書はタイトルに「海賊の」とあるから、テーマを絞っているような印象があるけれど、ただの「世界史」でもよかった本。2018/08/26

skunk_c

23
ヨーロッパ、特にイギリスの歴史は海賊なしには語れないし、ディズニーのアトラクションにまでなった「カリブの海賊」、あるいはギリシャ・ローマ時代の話など、エピソードがたくさんあり、豊富な図版もあって楽しく読了した。特に第6章「現代と海賊」で提起される「海賊を悪としてすべてを済ましてしまうのではなく、『国際社会』というわれわれの側も、本当に公正といえる秩序であるのかどうか」という問いは、ギリシャ時代から綿々と続く、あるいは墨子の「非攻」にも通じる、普遍的なものだろう。残念なのは倭寇に全く触れられていないこと。2017/10/03

リキヨシオ

19
反逆的で自由な魅力を持つ一方で、略奪などの暴力行為などで人類共通の敵とまで称された「海賊」達の歴史。反逆、自由、解放という魅力的なプラスなイメージと略奪、私掠、などの暴力的でマイナスなイメージ…海賊が持つ二面性は様々な人を惹きつけた。反逆する海賊の世界史は管理する大国との闘いの歴史でもある。その一方で海賊による暴力的な略奪行為と大国の正義の為の戦争行為…本書を読んでいるとこれらに大きな違いはないのではないか…と思ったりした。2018/03/09

fseigojp

19
マゼラン海峡とドレーク海峡の違い よく分かった2018/05/04

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