他流試合―兜太・せいこうの新俳句鑑賞

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  • サイズ B6判/ページ数 261p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103701040
  • NDC分類 911.304
  • Cコード C0092

内容説明

俳句の達人にラジカルな散文家が試合を挑んだ!この一冊で俳句と日本語の秘密がよーくわかる、「伊藤園新俳句大賞」から生まれた超“目からウロコ”対談。

目次

1 俳句は「切れのかたまり」なり
2 定型は「スピートを得るための仕組み」なり
3 「新俳句」の新しさはここにあり
4 アニミズムは「いのちそのもの」なり
5 吟行はこうして楽しむべし
終わりに―「非人称の文字空間」に戯れる

著者等紹介

金子兜太[カネコトウタ]
1919年埼玉県生まれ。旧制水戸高等学校在学中に俳句を始める。東京帝国大学経済学部卒業。日本銀行に勤務しながら俳人として活躍。前衛俳句の旗手として既成俳句の乗り超えを実践する。1962年「海程」を創刊、1985年に主宰となる。1983年から現代俳句協会会長

いとうせいこう[イトウセイコウ]
1961年東京都生まれ。早稲田大学法学部卒業。出版社勤務を経て、活字・映像・音楽・舞台などあらゆるジャンルを超えて表現活動を行なう
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yuki

3
俳句で重要とされている季語、五七五というリズム、切れ字といった要素についての話だけど、教科書的なものではなく、対談形式ということもあって興味深く読んでいけた。取り上げられている俳句が古いものばかりでなく、新しいもの、口語のもの、小中学生の作ったものなどもたくさん取り上げられている。それも入っていきやすい要因になっていると感じた。2015/01/21

榊原 香織

2
刺激的な指摘がいっぱい 芭蕉は恋の付け句の名人だった、とか季語強調は虚子から、 とか、へ~という話題が多く、興味深い。 意外に”気”の話も多いです。 俳人は荘子の流れになるんだそうで。 #推薦本 2020/07/18

豆ぐみ

1
面白かった。対談形式で読みやすい。伊藤園の新俳句をもとにした前半も、せいこうさんがきちっとたずねて兜太さんが丁寧に答えてる。有季定型、韻律、分かち書きとか。吟行もわたしは構えすぎだな。2015/11/16

Akito Yoshiue

1
俳句の楽しみ方や可能性、創作上のポイントといった重要事項を教えてくれる本書は、俳句についてまったく知識のない自分にとって格好の入門書となった。若い人こそぜひこの本を読んで、俳句に興味を持ってもらいたい。2014/02/22

Rockwell

0
金子兜太さんといとうせいこうさん、二人の俳句の鑑賞ポイントは素晴らしい!俳句を学ぶのなら、この本がオススメです。2010/05/15

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