出版社内容情報
凹凸、暗渠、古地図、スリバチ……。地形マニアの聖地・東京の水流を、旅する写真家と人気・知名度No.1の地図研究家が徹底探訪。大判カメラで撮影したモノクロの「古地形」が哀愁を誘う写真も必見。
小林 紀晴[コバヤシ キセイ]
著・文・その他
今尾 恵介[イマオ ケイスケ]
著・文・その他
内容説明
凹凸、暗渠、古地図、スリバチ…。地形を愉しむのは今や、NHKの人気番組『ブラタモリ』ばかりではない。とりわけ谷が多く風景の変化も著しい東京は、土地のなりたちに親しみ、移ろいを愛する者にとっての聖地とも言える。本書では、旅する写真家と鉄道・地形ファンが信頼する地図研究家が、異色のコラボで東京の「水流」に挑戦!あらゆる地形の原点とも言える、最大の「謎」に迫る。大判カメラで撮影したモノクロの「古地形」が哀愁を誘う一冊。
目次
水の力、太古からの流れ―中野区弥生町
地下に現れた「神殿」と「測量の人」―善福寺川
幻の土手とのどかな風景―神田川を東中野付近から下流へ
暗渠の魅力と洪水対策のグラウンド―妙正寺川1
文豪の暮らしと「気の毒」が募る寺―妙正寺川2
土地はどのようにして人を受け容れるのか―日暮里崖線
発展する都市が目を背けた川―渋谷川
崖から一路、コンクリへ―国分寺崖線
人工河川の魅力―小名木川
映画の聖地と縄文海進―四谷・鮫河橋谷
湿った土地に集う人々―四谷・荒木町
意識にのぼらない、しかし長い―石神井川
著者等紹介
小林紀晴[コバヤシキセイ]
1968年、長野県生まれ。写真家。東京工芸大学写真学科教授。1997年『DAYS ASIA』で日本写真協会新人賞、2013年、第二十二回林忠彦賞を受賞
今尾恵介[イマオケイスケ]
1959年、神奈川県生まれ。地図研究家。一般財団法人日本地図センター客員研究員、日本地図学会「地図と地名」専門部会主査(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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