集英社新書<br> 「才能」の伸ばし方―五輪選手の育成術に学ぶ

電子版価格
¥715
  • 電書あり

集英社新書
「才能」の伸ばし方―五輪選手の育成術に学ぶ

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 231p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087205121
  • NDC分類 780.7
  • Cコード C0237

内容説明

世界の舞台で戦う五輪選手の傍らには、卓越したコーチがいる。コーチとは、単なる技術指導者ではない。厳格な父親であり、アメとムチを使い分ける熟練の教師であり、目標設定に長けた戦略家であり、そして、気のおけない相談相手である。競技スポーツという繊細な世界で、彼らは、様々な年代や性格の選手たちの「才能」をどのように開花させているのか。北島康介、太田雄貴、吉田沙保里らのコーチが、体験に基づく自らの指導メソッドを披露する。「育成」にまつわるヒントが満載。

目次

第1章 最後に伸びるかどうかは、人間性で決まる―北島康介、中村礼子(競泳)を育てた平井伯昌
第2章 自分のイメージと選手の感覚を一致させる―末續慎吾(陸上)を育てた高野進
第3章 いいところも悪いところもさらけ出す―吉田沙保里(レスリング)を育てた栄和人
第4章 自信は、練終で身につけられる―小椋久美子、潮田玲子(バドミントン)を育てた中島慶
第5章 挑発して、納得させる―寺内健(飛び込み)を育てた馬淵宗英
第6章 勤勉さと知性で、体格差を補う―ホッケー日本女子代表を育てた恩田昌史
第7章 指示はしない。自分で考えさせる―尾方剛、佐藤敦之(マラソン)を育てた坂口泰
第8章 面白く教えなければいけない―森田智己、伊藤華英(競泳)を育てた鈴木陽二
第9章 「善人」ではなく「公正な人」であるべき―太田雄貴、千田健太(フェンシング)を育てたオレグ・マツェイチュク
終章 コーチと選手は「一緒に成長する」

著者等紹介

折山淑美[オリヤマトシミ]
1953年生まれ。スポーツライター。五輪や世界選手権などでの精力的な現場取材をベースに、陸上、競泳、柔道、ウインタースポーツなどアマチュア競技全般について執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

16
五輪選手を育てたコーチ達にスポットを当てた本。水泳平井コーチが良かった「どのくらい才能があるから、どう変えていってどう勝たせるか」あくまで目指すのは五輪。「大切なのはビジョン」屋外プールでガンガン泳ぐ海外勢に負けない根性練習も必要。練習で体と精神を鍛え、レースで頭を鍛える。あえて疲労を残したまま大会に出し気持ちを鍛える。どんなに科学が発達しても勝負は心が占める部分が大きい。勝負時に支えてくれるのは苦しい練習に耐えた自分。他人の期待なんて関係ない。自分が勝ちたいんだ!そして最後に伸びるかは人間性。2021/11/21

かずぴー

0
伸ばそう!!馬車になろう!!普段スポットライトの当たらないコーチにライトが当たっていた。実際2割の人しか知らなくて、他の人はちんぷんかんぷんだったのでコーチは裏方なんだなと。でもコーチいてこそ!!2014/07/12

ご〜ちゃん

0
オリンピックに出るのことは、とてつもないことだと思った。その中で、金メダルを目指すというのは、とんでもないことだと思った。人を育てることというのは、大変な時間と力が必要だと思う。2011/11/16

nutts

0
長期的な目標を見据え、体力・技術・精神力を磨く。そのうえで、世界と戦う超一流になるための最後の“ひと押し”は、人を育てることにある。コーチの個性・考えや個を強くするのか、組織を強くするのか、その取り組みも様々だが、あまりメジャーでは無い様々な競技の奥深さや五輪までのアプローチを知り、競技を観る楽しみの幅が広がった。ふと、サッカーの日本代表がモタモタする理由も何となくわかるような気が・・・。2010/04/15

べんちゃん

0
面白かったので、一気に読み終えました。2009/12/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/452697
  • ご注意事項