内容説明
きみを失うなんて考えたこともなかった。子どもたちと一緒になって逆立ちや宙返りをするきみ。いつかふたりでパリに旅行しようと楽しそうに語っていたきみ。そんなきみが脳出血で12時間後に亡くなるなんて、突然言われても信じられるだろうか。最後のクリスマス・イブ、ぼくはきみに何を伝えればよいのだろう。そして、最後に遺されたきみからのプレゼントとは…。
著者等紹介
ミチャード,ジャクリーン[ミチャード,ジャクリーン][Mitchard,Jacquelyn]
小説化。処女作『ディープエンド・オブ・オーシャン』(邦題『青く深く沈んで』新潮社)は映画化され全米ベストセラーになった。その後も次々と作品を発表している。米ウィスコンシン州マディソンに夫と7人の子どもと暮らす
田栗美奈子[タグリミナコ]
翻訳家。お茶の水女子大学英文科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ぶんこ
33
突然の脳内出血によって、思春期に入ろうとしている娘、まだまだ幼い娘達を残して、余命数時間と宣告された母。 後に残る人達に向けて、一生懸命に、やれる限りの事を遺そうとする姿に感動しました。 母は強し。 遺される夫の慌てぶりが切ないです。 どこへも持っていきようのない怒りと哀しみに振り回される長女も切ない。 2015/05/27
爽
13
大切だと思っていた人がいなくなるということはどういうことなのか、死とは離れている自分にはよくわからない。悲しくて悲しくてどうしようもないものなんだろうけれど、それは実際に近くにいた人にしか本当の気持ちはわからない。失われる人は何かを残そうとして、失う人はそれを大切に守ろうとする。それは愛しているから故の行為。いなくなったからといってその人の全てが失われるわけではない。思い出や愛情が自分の中に残っている。それがある限り肉体的にいなくなったとしても、その人は心の中に生き続ける。2010/09/23
風花 kazahana
3
`突然、脳出血に見舞われ 12時間後に死にゆく妻´ この 帯の言葉をみたら 涙 涙の物語かと思ってしまうでしょう。 悲しい物語ではあるけれど もっと現実的だった。家族が死にゆく妻との別れの時間を過ごす。「今までありがとう 幸せに」そして 涙。ではない。 夫と妻の母との会話が 本当に真に迫った。母と娘も。こういう会話が もしかしたら現実なのかと思わせるものだった。最近 外国文学を少しずつ読んでいる。真っ直ぐに正直な言葉たち。 これが 日本だったら もっと感情に走ったものとして描かれるかもしれない。かもです。2021/11/28
Aoi\(*ˊᗜˋ*)/
2
図書館本。読みやすくて比較的するする読めた。頭痛が襲い、数時間の命ですと告知され迎えなければならないとき、ローラは冷静にいられたのは凄い。母として妻として、一人の人間として。 洋書はなぜか頭が混乱する。ストーリーは何となく理解できたけど分からないとこも多々。沢山読んで慣れなくては。2016/04/12
はなくま
2
家族を愛すとはこうゆうことなのだろう。深い溢れるばかりの愛情でみんなを包みこんだローラ。愛情とは強く優しく、かけがえのない大切なものであると教えてくれました。そして取り乱したエリオットにどうしても自分を重ねてしまう。愛する人が死ぬことになったら、私もきっと泣いて喚いて叫んで縋って…狂い堕ちていくのが目に見えて怖い。2013/03/17




