内容説明
千年王国、ハルマゲドン、メシア思想など数々の幻と象徴の正体とはなにか。背景となるユダヤ民族流浪の歴史をたどり、秘められた謎とその魅力に迫る。
目次
第1章 『黙示録』の背景をみる(ユダヤ民族の歴史;『黙示録』が成立する時代―時代背景 ほか)
第2章 『黙示録』を読む(七つの教会;『黙示録』のあらすじと解説 ほか)
第3章 幻と象徴の正体を探る(『黙示録』の幻;象徴の意味合い ほか)
第4章 『黙示録』のさまざまな解釈(『黙示録』の図像学;評価と解釈の移り変わり ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
やいっち
74
再読したと云えるかどうか危うい。こうした本は自分にそれなりの価値観宗教的信念を持ってないとただの空疎な知識になりかねない。では我輩はどうなの? 山川草木虫魚つまりは自然の万物に神とは云わないものの、生きとし生けるもの全てにセンス・オブ・ワンダーの念に基づく畏敬の思いを抱いてる。だからといって何でも尊重はしないが、万物は同価値を有すると思ってる。肉食はダメで草食はOKだなんて論外。 2023/11/13
うえ
8
「『黙示録』が正典化したのは397年のカルタゴ会議であったが、この会議は東方が参加しない西方だけの集まりであった。東方は最初から『黙示録』には不信感を持っていた。分離後の東方教会では、使徒ヨハネ著者説を否定し、また使徒的文書として『黙示録』を認めなかった。…『黙示録』にたいする拒絶は九世紀まで続いた。なお、正統キリスト教をうたう東方教会の『黙示録』排除の姿勢は現代でも残っており、たとえばニコライ堂で知られる東京お茶の水の日本正教会では、新約聖書としては読むものの祈祷の対象とはしていない」2022/09/21
ヴェルナーの日記
0
ヨハネの黙示録といえば、今や一種の都市伝説化していて、終末論の代表のようなものになってしまっているが、本来は「黙示文学」の一端であり、ゾロアスター教からミトラ教、ユダヤ教、古代キリスト教へと繋がる 選民思想であり、圧制に苦しむ民衆を開放する救世主(メシア)への待望論を示した文学である。ユダヤ教から古代キリスト教時代のイスラエルは、周辺諸国の圧力により滅亡し、離散(ディアスポラ)してしまう。民衆は奴隷とされ、各地へと散らばり、貧困に苦しんでいた。その中で自らの国民意識を高めるべく黙示文学が広まっていく。2013/04/16
サアベドラ
0
いくら新書とはいえ、ちょっと物足りない。もうすこし掘り下げて欲しかった。2009/08/09
mmm
0
とりあえず黙示録よまなきゃね。




