出版社内容情報
自粛と萎縮に抗い続ける! 『FAKE』監督が「平成」と対峙する。
内容説明
ドキュメンタリーとは、抗いである。平成という時代が終わる。しかし、報道をはじめ、表現の自粛と萎縮は終わることなく続いている。この三十年で、その波は高く、強くなったのか、それとも…。天皇、放送禁止歌、オウム、オカルト、小人プロレスetc.撮影したいテーマはことごとくタブー視され、発表媒体が限られていく中でも、作品の力で“空気”を吹きはらってきたドキュメンタリー監督が、自粛と萎縮の正体を探る!森監督作品のテーマを軸に、時代の表現者たちと「平成」を斬るルポ&インタビュー。
目次
第1幕 疑似的民主主義国家ニッポン―『放送禁止歌』
第2幕 差別するぼくらニッポン人―『ミゼットプロレス伝説』
第3幕 自粛と萎縮に抗って―幻の『天皇ドキュメンタリー』
第4幕 組織は圧倒的に間違える―『A』『A2』
第5幕 平壌、かつての東京との交信―未完の『北朝鮮ドキュメンタリー』
第6幕 正しさこそが危機を生む―『FAKE』
著者等紹介
森達也[モリタツヤ]
1956年広島県呉市生まれ。ディレクターとして、テレビ・ドキュメンタリー作品を多く制作。98年オウム真理教の荒木浩を主人公とするドキュメンタリー映画「A」を公開、ベルリン映画祭に正式招待され、海外でも高い評価を受ける。2001年映画「A2」を公開し、山形国際ドキュメンタリー映画祭で特別賞・市民賞を受賞する。11年『A3』で講談社ノンフィクション賞を受賞。現在は映像・活字双方から独自の世界を構築している。16年、作曲家・佐村河内守に密着したドキュメンタリー映画「FAKE」で話題を博す。明治大学情報コミュニケーション学部特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Tui
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阿部義彦
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山田太郎