内容説明
かわいい、かっこいい、そしていとおしい。そんな虫たちの魅力を、現代の虫愛づる姫君・メレ山メレ子が綴ります。いわゆる“虫屋”でも研究者でもない一介のOL・メレ山メレ子が、わたしたちの身近なところにいる20の虫について、日本、はたまた世界へ飛び出し体当たりで総力取材。等身大の言葉でもって語られる虫たちの、なんといとしきことよ……!Web文芸誌・マトグロッソの連載「ときめき昆虫学」を単行本化。
目次
チョウ―美しい翅のお客さん
ハチ―すべて春の仕業
アリ―巣の中と外のドラマ
クモ―神秘の網にからめとられた「クモ狂い」たち
ホタル―愛され虫の甘い罠
タマムシ―女子開運グッズとしてのタマムシに関する一考察
ダンゴムシ―はじめての虫のお友達
トンボ―水辺の恋のから騒ぎ
ガ―灯の下の貴婦人
セミ―真夏のホラー
カイコ―家畜化昆虫との新しい関係とは?
ゲンゴロウ―黒光りの誘惑
クマムシ―最強生物を商う男
バッタ―「バッタ者」はなぜカブつくのか
コガネムシ―「黄金虫」は金持ちか?
カタツムリ―おっとり型の生きる知恵
コオロギ―いさましいちびの音楽家
ダニ―よちよち歩きのチーズ職人
オサムシ―「歩く宝石」の見つけかた
ゴキブリ―害虫と書いて戦友と読む
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
小梅
75
表紙の蚕様が可愛くて可愛くて♡この本は虫好きにはたまらない本ですね。 8月のメレ子さんのトークライブでご本人にお会いできるのが楽しみです。2014/07/22
ユカ
58
すーんごくおもしろかったです! 昆虫のおもしろいお話がたくさん書かれていました。ダンゴムシの交替性転向反応(何かに当たると右、次に何かに当たると左、と歩く)、トンボは実は後ろ方向にも飛べる、蛾は普段下翅を閉じている、セミファイナル(瀕死)とセミリタイア(死亡)の見分け方→脚の曲げ具合、バッタの相変異(孤独相・群生相)、などなど。虫好きの人は虫屋、蛾が好きな人は蛾屋というらしいです。三浦しをんさんや大宮エリーさんと笑いの傾向が似てるので、彼女らが好きな人は楽しいかも。表紙も中もデザインがかっこいいです!2014/06/30
こばまり
48
この夏、読友様らオススメの一冊は聞きしに勝る面白さでした。クスリとさせる文章もさることながら「好き」という想いが行間からも滲み出ていて、読んでいるこちらまで幸せな気分に。過日、トークショーで拝見したメレ子様は本書のグラビアの通りの美女。しかもコオロギにゲバボー(ゲバ棒)、バリフー(バリケード封鎖)と名付ける昭和なセンスの持ち主ですもの、今後も虫好きおじさまたちの女神として君臨し続けることでしょう。2014/09/07
touch.0324
46
一介のOLが綴った新しいタイプの虫本。20種類300ページ超というボリュームから、著者の並々ならぬ虫愛とバイタリティが伝わってくる。特に著者が飼育した『蝶』『蚕』『ダニ』の項が良い。時にアカデミックに、別れはセンタメンタルに、ニーチェや北斗の拳を引用して笑わせてくれる文才に脱帽。こおろぎのつがいにゲバボー、バリフーと名付けるあたりは東大卒。他にもダニのダニエル、蝶の幼虫ケシカス1号~4号など、いいネーミングセンスをしてます。読友さんのレビューがなければ知ることのなかった本。気に入ったので、購入決定。2014/10/07
Willie the Wildcat
43
自然界は深いなぁ~と改めて感じる。著者の観察眼と”想い”が少し懐かしく、かつ羨ましい。ふと、子供の頃の好奇心を思い出す。印象深いのが「蚕」。一生の儚さと共に、人類の齎した自然への”家畜化”に複雑な心境。但し、著者の献身的な育成と思い入れに、少なからず心が和む。それにしても、虫たちはどうやって生きる”術”を習得するのだろう?本能なのだろうが、その学習メカニズムに興味。読者の好奇心を書き立てる著者の昆虫愛と実行力に感謝。読後、次男の昆虫図鑑を何気に眺めながら、自分なりに思考を広げる・・・。(笑)2015/01/02




