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中 山 元

春、 人 文 書 へ 分 け 入 る 3 0


 

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原 典 と し て

book 『資本論 第一巻 』
マルクス/筑摩書房

マルクスの『資本論』の第一巻が新訳されました。マルクスの思考の切れのよさを味わっていただきたいと思います。

※画像は上巻。

book

『存在と時間』<1>,<2>,<3>
ハイデガー/中央公論新社

世界内存在としての人間の生き方について、古代からの哲学をふまえた考察は、いまなおぼくたちが人間について考えるための基本的な「地平」となっています。

※画像は一巻。


book

『夢判断』  
フロイト/新潮社

だれもが毎晩みている夢について、象徴の解読を駆使してこれほどのことを語りうるフロイトの想像力にただ感心します。


book

デカルト的省察
フッサール/岩波書店

他我論についてのフッサールの考察のひめている力は、多くの人々を刺激してきました。


book

『人間の条件』
アレント/筑摩書房

公共性について、人間が生まれるという新しさについて、歴史と物語について、そして何よりも人間のさまざまな活動の意味について、深い思いに誘います。


book

『啓蒙の弁証法』
アドルノ・ホルクハイマー/岩波書店

人間の解放と進歩をうたった啓蒙の原理が、どうしてファシズムをもたらしたのか。ぼくたちがなお直面している謎に挑む力作です。


book

『複製技術時代の芸術 』
ベンヤミン/晶文社

メディアについて、アウラについて、ベンヤミンのもはや古典的になった考察。必読の一冊。


book

『全体性と無限』
レヴィナス/国文社

哲学の伝統に依拠しながらも、まったく新しい視点から思考の営みの可能性を感じさせてくれる名著です。


book

『地中海 』<1>,<2>,<3>,<4>,<5>
ブローデル/藤原書店

地中海世界を見渡しながら、歴史の襞にわけいる力はすばらしいものです。遠い時代を旅することができます。

※画像は一巻。


book

『無縁・公界・楽』
網野善彦/平凡社

日本の中世を扱いながら、これほど刺激的な本は珍しいと思います。網野史学の原点。




架 橋 す る 書 物 と し て

book

『死と歴史―西欧中世から現代へ』
アリエス/みすず書房

西洋において死がいかにして隠蔽されるようになってきたかをまざまざと描き出します。暗い死の側から、不思議な光線で生の世界を照らしだします。


book

『風土学序説』
ベルク/筑摩書房

風土という和辻の概念を利用して、東洋と西洋を架橋する原理を探る魅力的な論考です。


book

『オリエンタリズム 』 
サイード/平凡社


西洋からみた東洋へのまなざしに潜む権力的な配置をあばきます。さまざまな批判をうけてきましたが、読まずにはすまない本でしょう。


book

監獄の誕生
フーコー/新潮社

近代という時代において、ぼくたちの従順な身体がいかに規律のもとに作り上げられてきたか。現代を考えるためにも多くのヒントが隠れています。


book

『実践感覚 』 <1>,<2>
ブルデュー/みすず書房

ハビトゥスという重要な概念を提示した書物です。身体に生めこまれた文化の伝統を考えるには必須の書物です。

※画像は一巻。


book

『アンチ・オイディプス 』
ドゥルーズ、ガタリ/河出書房新社

『ミル・プラトー』とともに資本主義について、欲望について、多数の思考のための補助線を引いてぼくたちの目を開いてくれます。


『グーテンベルクの銀河系』
マクルーハン/みすず書房

ますます重要な役割をはたしつづけているメディアについて考えるには、やはりこの一冊を読んでください。


book

『生態学的視覚論』
ギブソン/サイエンス社

アフォーダンスという新鮮な視点から環境と人間の関係について考えさせてくれます。


book

『知恵の樹 』
マトラーナ、バレーラ/筑摩書房

社会システム論などにも大きな影響を与えたオートポイエーシスの理論がわかりやすく説明されています。


book

『承認をめぐる闘争』 
ホネット/法政大学出版局

ヘーゲルの相互承認論をてがかりに、他者の問題を考察する力技が楽しめます。



現 代 を 考 え る た め に

book

『こどもたちに語るポストモダン 』
リオタール/筑摩書房

現代という時代のユニークさを考えるために。リオタール思想の入門書としても最適です。


book

『ホモ・サケル』 
アガンベン/以文社

アウシュヴィッツの強制収容所を考察しながら、例外状態について、ファシズムの真の姿について、さまざまに考えさせてくれます。


book

『聖戦と聖ならざるテロリズム 』
ルイス/紀伊国屋書店

イスラーム問題の権威のルイス教授が、イスラーム世界と現代の世界が直面する問題を詳しく、しかも平明に語ってくれます。


book

『侵入者 』
ナンシー/以文社

心臓の移植手術をうけた著者が、臓器移植のもつ思想的な問題点を掘り下げます。


book

人間の将来とバイオエシックス
ハーバーマス/法政大学出版局

遺伝子工学とデザイナーズベビーの問題について、とくに道徳的な視点から詳しく考察します。生物学とは違う領域からの考察が新鮮です。


book

『パピエ・マシン』 
デリダ/筑摩書房

デリダの晩年の思考の集大成。サンパピエやメディアの問題など、多面的な考察が華麗です。

※画像は上巻。


book

『他者の苦痛へのまなざし』
ソンタグ/みすず書房

メディアが流通するさまざまな映像のもつ意味について深い考察を展開しています。


book

『死を生きながら』 
グロスマン/みすず書房

テロの直中で生きることがいかに人々の心を傷つけていくか、エルサレムの現地からの生々しい報告がリアルです。


book

『自由を耐え忍ぶ』
スズキ/岩波書店

グローバリゼーションとともに外部を失って市場を内部化していく現代資本主義のさまざまな問題点を抉り出します。


book

『帝国』 
ネグリ、ハート/以文社

グローバリゼーションの現代と、抵抗の可能性を考察した力作。多くの人々の関心を集めた注目作です。


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