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2 0 0 5 年 N H K 大 河 ド ラ マ 義 経 」 の 監 修 者 、 奥 富 敬 之 先 生 が 選 ぶ

も う ひ と り の 義 経 〜 ヒ ー ロ ー の 真 実




 

 判 官 贔 屓 と い う こ と

平成十七年度のNHKの大河ドラマが「義経」ときまったことから、最近、しだいに義経ブームが湧き起ってきているようである。書店には義経関係の書が、こんなにもと思われるほどに、ところ狭しとばかりに並んでいる。なかには色刷りも麗々しく、源平合戦の諸戦場の場面が描かれていたり、関係のある史跡などの写真が、観光客のための地図まで添えられていたりもする。
 
 そのような余波もあってか、私のところへも講演の依頼が、案外なところから舞い込んだりもし出している。大方はテレビ、ドラマの時代考証を私が担当しているということかららしい。いずれの会場でも、予定されていた人数よりも、多くの人が来てくれているようである。喋る立場から云えば、閑古鳥が鳴くよりは有難い。
しかし……どこの会場でも最初に私が直面するのは、判官贔屓の厚い壁である。義経を主題とするドラマの時代考証担当者が、義経に関して語るというのだから、集って来てくれた聴衆の大部分が判官贔屓であるのは、当然のことかもしれない。


しかし私は、知る人ぞ知る頼朝大好き人間である。だから私の講演は、まず判官贔屓をケチョンケチョンにやっつけることから始まる。判官贔屓の厚い壁を、とにかく打ち毀さなければならないのだ。ことほどさように判官贔屓の人は、日本には多い。すでに日本人の国民性と云ってもよいほどである。だから私が選んだ十冊のうち六冊は、判官贔屓に毒されていないものである。そのなかには、もちろん私自身の書いたものが含まれている。私が書いたものは、もっとも判官贔屓に毒されていないからである。残り四冊は、史料だということで選んだ。これが判官贔屓であるか否か、まず史料の三冊から読んでもらいたいと思っている。       

奥富敬之

            


「判官贔屓(ほうがんびいき)」とは・・・
弱者や薄幸の者に同情し味方する、という意味です。ここでいう「判官」とは源義経のことを示し、これは彼のついていた官職に由来し『義経記』などでも伝えられているような、義経という武将の儚くも悲劇的な生涯を人々が哀れんで生まれた言葉のようです。また、屈強な男としての弁慶像に対比され、容姿端麗な人物として我々のイメージにインプットされているのも、「判官贔屓」という言葉の影響が少なからずあると思います。

が、そういったイメージは果たして本当の義経なのでしょうか。史料によっては「色黒で出っ歯」であるといっているものもあります。

では、本当の義経像とは?

2005年NHK大河ドラマ「義経」の監修者、奥富敬之先生に選書していただいた書籍で本当の義経像を探ってみるのはいかがでしょうか?


奥富敬之(おくとみ たかゆき)
1936年東京都に生まれる。
71年早稲田大学院文学研究科史学専攻単位取得。現在、日本医科大学名誉教授、早稲田大学教育学部非常勤講師。著書に『鎌倉北条氏の基礎的研究』(吉川弘文館)、『鎌倉史跡事典』(新人物往来社)、『鎌倉北条一族』(新人物往来社)、『相模三浦一族』(新人物往来社)、『時頼と時宗』(日本放送出版協会)などがある。

■場所:紀伊國屋書店新宿本店5階カウンター前
■会期:1月4日(火)〜1月31日(月)
■お問合せ:紀伊國屋書店新宿本店5階売場 03-3354-0131 
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