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『田村隆一全詩集』
田村隆一【著】
思潮社(2000-08-26出版)
ISBN:4783723125
50年以上、詩を書き続けた詩人の集成であるとともに、詩人と歩みをともにした戦前から今にいたる「現代詩」の集成でもある。「どんな詩も中断にすぎない/死は「完成」の放棄だ」という詩的思想をより多くの未知の読者に感じ取ってもらいたい。 |
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『生まれないために』
キキダダマママキキ【著】
七月堂(2004-06出版)
ISBN:4879440663
今を、どう探すか。未来を、どう生きるか。「生まれないために」という幼年の言葉は、いつしか〈よく生き、よく死ぬため〉の逆説に充ちた祈祷へと変貌する。若手が若手にしか書けない第一詩集を刊行することの衝撃を申し分なく伝えた詩集。 |
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『ウィリアムズ詩集(海外詩文庫15)』
ウィリアム・カーロス・ウィリアムズ【著】、原成吉【訳編】
思潮社(2005-07-01出版)
ISBN:4783725144
「赤い手押し車」の新訳に目からうろこ。ベストの訳者、解説者が揃ったW.C.W.の訳詩集の傑作。ビート世代の庇護者であり、「事物を離れて観念はない」と歌ったアメリカ詩の巨人ウィリアムズ。その詩を読めば、きらめくばかりのアメリカン・シーンが読者の心にふりそそぐ。長詩「砂漠の音楽」は、ここ、今、の地獄の業火にとろけるコーラ瓶のミドリ色だ。 |
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