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『ヴィゴツキー 教育心理学講義』
レフ・セミョーノヴィチ・ヴィゴツキー【著】、柴田義松・宮坂ユウ子【訳】 新読書社(2005-08-04出版) ISBN:4788041189
「論争的(ポレミックな)性格」とともに「実践的性格」の濃厚さにおいて、わが国の類書を圧倒する魅力がある。道徳教育のあり方、芸術・美の教育の課題に関する議論を読むだけでも、読者はそのすごさに納得するだろう。
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『新訳版・思考と言語』
レフ・セミョーノヴィチ・ヴィゴツキー【著】、柴田義松【訳】 新読書社(2001-09-26出版) ISBN:4788041103
ヴィゴツキーの主著。子どものことばと思考の発達を中心にして人間心理の「文化的─歴史的発達」の理論を論述。話しことばと書きことば、母語と外国語の「逆方向」の発達、「発達の最近接領域」の法則などを展開。
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『文化的―歴史的精神発達の理論』
レフ・セミョーノヴィチ・ヴィゴツキー【著】、柴田義松【監訳】 学文社(2005-09-15出版) ISBN:4762014540
欧米心理学界にヴィゴツキー・ルネッサンスの時代を世界中に巻き起こした先駆的理論である「人間心理の文化的─歴史的発達」の理論を、乳児期から思春期までの子どもの発達に即して詳細に展開。
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『ヴィゴツキー入門』
柴田義松【著】 子どもの未来社(2006-03-30出版) ISBN:4901330608
「心理学におけるモーツァルト」と呼ばれる天才的心理学者の魅力はどこにあるのか、心理学や障害児教育の世界に「革命」をもたらした理論をわかりやすく丁寧に解説していく。
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『教職基本用語辞典』
柴田義松・宮坂ユウ子・森岡修一【編】 学文社(2004-04-20出版) ISBN:4762013013
教育学、教育心理学、教育史の基本用語を各分野別に配列し、解説した辞典。教員採用試験をめざす学生や研修中の教師が座右の書とするのに最適。
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『21世紀を拓く教授学』
柴田義松【著】 明治図書出版(2001-04出版) ISBN:4185021100
戦後日本の教育はアメリカ教育学の圧倒的な影響下にあるが、それに批判的な民間の教育研究とヴィゴツキーなどロシアの教育心理学を基礎に独自の教授論を展開してきた著者の40年におよぶ研究を集約した書。
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『授業改革を目指す学習集団の実践 小学校低学年』
柴田義松【編著】 明治図書出版(2005-08出版) ISBN:4182078101
習熟度別指導の名の下に能力別指導を推進しようとする動きが強まっている。このシリーズは、さまざまの個性や能力をもった子どもたちがともに学び合うことにこそ教育的意義があるとする教師たちの実践記録である。
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『授業改革を目指す学習集団の実践 小学校高学年』
柴田義松【編著】 明治図書出版(2005-08出版) ISBN:4182079140
国語、社会科、算数、体育の授業において教材の科学性・真実性の追究と結びついた形で学習集団の形成と活用の道を探った実践の記録。
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『授業改革を目指す学習集団の実践 中学校』
柴田義松【編著】 明治図書出版(2005-08出版) ISBN:4182080114
学習集団を生かした国語と英語と体育の授業づくり、対象と仲間との対話を通して数学を創りだす授業など、それぞれ意欲的な授業の実践記録を収録。
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『教職入門』
柴田義松・山崎準二【編著】 学文社(2003-03-05出版) ISBN:4762011916
幼・小・中・高校・養護学校の各学校段階における教職生活の全般を、ライフコースに則し具体的に認識できるようにした「教職とは何か」の入門書。
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『障害児発達・教育論集』
レフ・セミョーノヴィチ・ヴィゴツキー【著】、柴田義松・宮坂ユウ子【訳】 新読書社(2006-04出版) ISBN:4788041197
障害児の発達の最大の可能性は、低次の機能よりも高次の精神機能領域にあり、集団生活の指導こそ障害児の発達の計り知れない可能性を切り拓くという先駆的理論は、障害児教育の世界に「革命」を引き起こした。
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『義務教育改革への提言』
柴田義松【著】 日本標準(2006-04-10出版) ISBN:4820802682
中央教育審議会答申「義務教育の構造改革」(平成17年)の批判的検討を中心に、その構造改革が、誰のために、何をめざし、何を変えようとするのかを追究するとともに、本来あるべき改革のあり方を提言。 |
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『教育の過程』
ジェローム・シーモア・ブルーナー【著】、鈴木祥蔵・佐藤三郎【訳】 岩波書店(1986-10-29出版) ISBN:4000003445
1960年代、「教育内容の現代化」のバイブルとして世界的に反響を呼んだ書物。教え方しだいで現代科学の基本概念をその知的性格を保ちながらどの年齢の子どもにも教えうるという「ブルーナー仮説」で著名。
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『心を探して―ブルーナー自伝』
ジェローム・シーモア・ブルーナー【著】、田中一彦【訳】 みすず書房(1993-06-30出版) ISBN:4622030640
ブルーナーは、現代アメリカのもっとも著名な心理学者であり、教育界でJ・デューイ以来の影響力をもつといわれる。ヴィゴツキーほかソビエト心理学のアメリカへの導入の話など、戦後アメリカの心理学史を兼ねた自叙伝。
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『拡張による学習―活動理論からのアプローチ』
ユーリア・エンゲストローム【著】、山住勝広・松下佳代・百合草禎二・保坂裕子・庄井良信・手取義宏【訳】 新曜社(1999-08-05出版) ISBN:4788506890
ヴィゴツキーとその弟子レオンチェフの理論を受け継ぎ発展させた「文化的─歴史的活動理論」、および社会的・協同的な「拡張的学習」の理論を提唱し、ヴィゴツキー学派の第三世代を代表するフィンランドの心理学者の書。
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『国語科 小学校・中学校新教材の徹底研究と授業づくり』
科学的『読み』の授業研究会【編】 学文社(2005-08-31出版) ISBN:4762014478
国語教科書の新教材について「何を、どう教えるか」の教材研究を徹底的に行い、授業づくりの方法を解説している。詩「キリン」(まど・みちお)の1時間の全授業記録とその徹底分析も掲載。
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『国語科の教科内容をデザインする―構造、形象、論理、語彙、メディア、そして吟味』
科学的『読み』の授業研究会【編】 学文社(2004-08-31出版) ISBN:4762013366
国語の授業は何を教えるのかよくわからないという悩みが多い。その国語科の教科内容を具体的に、文学作品・説明的文章・メディア・語彙などについて「構造、形象、論理、吟味」などの観点からデザインした授業改革論。
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『現代教育方法事典』
日本教育方法学会【編】 図書文化社(2004-10-10出版) ISBN:481004436X
教育方法に関するわが国内外の理論的・実践的研究の成果に基づき、現代教育(方法)学の基本的原理・概念・用語の体系的整理・検討を行った学術的事典。学会創立40周年記念事業として編纂されたもの。
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『現代の教育課程改革と授業論の探究』
日本教育方法学会【編】 図書文化社(2005-10-20出版) ISBN:4810054543
「能力主義の徹底」による子どもの学力と学習意欲の格差拡大の現状分析、基礎学力を保障する国語・英語・理科の授業改革の試み、学びの共同体論と学習集団論との比較、ヴィゴツキー研究の現在などの論文を掲載した年報。
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『習熟度別授業で学力は育つか』
梅原利夫・小寺隆幸【編著】 明石書店(2005-08-15出版) ISBN:4750321664
学校で上からの指示・命令でやらされている算数と英語の習熟度別授業を、実践例に基づいて批判的に検討するとともに、習熟概念の理論的考察を行い、学力保障の真のあり方を追究しようとしている。
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『一斉授業の復権』
久保斎【著】 子どもの未来社(2005-03-30出版) ISBN:4901330616
「読み・書き・計算の学力」を「一斉授業」を通しすべての子どもに保障する「教師の技」が「新しい学力観」や習熟度別授業の推進によって失われようとしている。この「技」の復権・継承の実践的意義を説く。
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『異質協同の学び−体育からの発信』
出原泰明【著】 創文企画(2004-07-20出版) ISBN:4921164290 |
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『時代を拓いた教師たち―戦後教育実践からのメッセージ』
田中耕治【編著】 日本標準(2005-09-15出版) ISBN:4820802569
戦後日本の教育を代表する無着成恭、斎藤喜博、遠山啓、大西忠治、向山洋一など15の教育実践を取り上げ、それぞれの実践の特徴をわかりやすく解説するとともに、ブックガイドを付した戦後教育実践史入門の書。
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『教師という仕事・生き方―若手からベテランまで 教師としての悩みと喜び、そして成長』
山崎準二【編著】 日本標準(2005-03-25出版) ISBN:4820802461 |
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『教育を拓く―教育改革の二つの系譜』
堀尾輝久【著】 青木書店(2005-08-05出版) ISBN:4250205215
著者が最近30年間に発表した教育改革関係の論文「戦後改革の精神」「教育における〈能力主義〉の問題性」「教育改革と教育基本法」「私たちのめざす教育改革」などをまとめたもの。教育改革のあるべき姿・方向を論じている。
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『教育改革と新自由主義』
斎藤貴男【著】 子どもの未来社(2004-06-20出版) ISBN:4901330411
「ゆとり教育」の本当の目的はエリート教育であり、「できん者はできんままでけっこう」という新自由主義の教育改革の実態、日本社会の差別化、階層化、不平等の現実を鋭く追及し、民主主義の擁護を訴えている。
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『地域は訴える−日本の地理社会編』
関根鎮彦【著】 文献出版(2003-02出版) ISBN:483051230X
「象徴天皇制と皇居の世界─かすむ主権在民」から「チッソ水俣病」にいたる10の地域の具体的事実をもとに、現代日本資本主義社会の経済的構造が抱える矛盾・問題点をわかりやすく解明している日本地理の副読本。
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『人類は絶滅を選択するのか』
小原秀雄【著】 明石書店(2005-12-15出版) ISBN:475032230X
哺乳類動物学と人間学を専門とする著者の年来の見解である、環境破壊が自然生態系の破壊的再構成を進行させ、最後には地球全体の砂漠化をもたらし、人類絶滅にいたる可能性のシナリオを論理的に展開した書。
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『大西忠治教育技術著作集 第7巻』
大西忠治【著】 明治図書出版(1991-04出版) ISBN:4180474050
学習集団の必要性と可能性を緻密に論じるとともに、班(グループ)の編成、リーダー指導、話し合いの指導、討論の指導など、学習集団の形成と活用の仕方を詳しく論じた点で、大西忠治の右に出る者はいないだろう。
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『指名しなくてもどの子も発言したくなる授業』
今泉博【著】 学陽書房(2005-04-11出版) ISBN:4313651373
「間違うこと」を保障するだけで授業がガラリと変わり、「対立・討論で授業は活気づく」ことを数多くの具体的な実践例に基づいて説明している。
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『ちょっと気になる子の保育・子育て』
安部富士男・林美【著】 新読書社(2003-08-02出版) ISBN:4788001527
LD、ADHD、高機能自閉症(アスペルガー症候群)などの軽い障害児に親や保育者はどのように接したらよいかを、ベテラン保育者と幼稚園長が長年の経験を基に、具体的事例をあげて解説する。
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『間違いだらけの学習論―なぜ勉強が身につかないか』
西林克彦【著】 新曜社(1994-05-12出版) ISBN:478850488X
「知識より経験」とか「知育偏重」といった俗論や世間の常識をひっくり返すような、「詰め込み教育の問題点はじつは詰め込まないこと」にあることなどをわかりやすく解説した学習心理学の本。
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『大学英語超入門』
阿原成光【著】 三友社出版(2005-05出版) ISBN:4883224252
中学・高校6年間英語を学んでも英語が「できない」「きらい」のコンプレックスをもつ学生でも、この本で英語の「学び方」の基礎・基本を身につければすっかり変身する。中学・高校の教師にも勧めたい楽しい入門書。
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『甘えと教育と日本文化』
土居健郎、キャサリン・ルイス、須賀由紀子、松田義幸【著】 PHPエディタ−ズ・グル−プ(2005-07-01出版) ISBN:4569644058
人間関係を重視し、家庭的な集団活動のなかで個を育てる日本の幼児・初等教育は「世界の教育改革モデル」だとしてアメリカでの普及に努めているルイスが、「甘え」の土井と、教育と文化の日米比較を語り合う興味深い対談。 |