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『吉本隆明 五十度の講演』ギネス認定&DVD『吉本隆明 語る』発売記念

「紀伊國屋書店スタッフによる『五十度の講演』徹底解剖!」インタビュー

吉本隆明 五十度の講演』、ギネスに認定されたことで再び売場へのお問い合わせが増えているようです。

「紀伊國屋書店×吉本隆明プロジェクト」、これまで色々とやってきたけど、意外と『五十度の講演』そのものの紹介が十分でなかったのでは?

そんな思いから、昨年から当プロジェクトに関わり続けてきた新宿本店の二人に、2時間にわたるインタビューを敢行。
紀伊國屋書店が「吉本隆明プロジェクト」に関わることになった経緯から、『五十度の講演』へのお客様の声、吉本さんおすすめ本、そして7/24発売のDVD『吉本隆明 語る』のことまで、じっくり語ってもらいました。

インタビュー写真

話し手は、3階社会科学書売場担当で「紀伊國屋書店×吉本隆明プロジェクト」の中心を担う大籔、それから5階人文科学書売場で『五十度の講演』を担当してきた小笠原。

大籔は、自ら『五十度の講演』を購入して全講演をレビューした「紀伊國屋書店イチの「吉本聞き」(推定)」ですので、ユーザーの一人として見たこの商品の魅力、おすすめの使い方もたっぷり語っていただきます。


インタビューは本日から7月下旬まで数回に分けて更新予定。どうぞお楽しみください!


【その1.「紀伊國屋書店×吉本隆明プロジェクト」とは?】


――まずは大籔さん、今まであまり触れてこなかったので、紀伊國屋書店と「ほぼ日」さんの「吉本隆明プロジェクト」の関わりについてお聞かせいただけますか?

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大籔
まず一年くらい前、「ほぼ日」さんから「実はアナログテープに録音された吉本さんの講演が180位あって、それをなんとか形にしたい。」というお話を頂きました。
「どういうお話しになるのかなぁ」と伺ってみたら、「50講演をCDセットにして、50,000円ぐらいで売るつもりです。」と仰って、「こりゃあえらい話だな(笑)」と。

一方で「吉本隆明の『リナックス化』を実現したい。」という「吉本隆明プロジェクト」の構想には、最初から「それはすごいお話だ、面白いお話だ」と興味を魅かれました。『五十度の講演』というCDセットをまず販売する。それを販売した利益で、ゆくゆくは誰でもアクセスできるようにする、というのは非常に大きな構想で、そこはやっぱり面白いですよね。ただその反面、「きちんとフリーアーカイヴにつながる販売実績を作れるのか」ととても緊張しまして、それは今でも続いているのですが。

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そうしてCDセットの話が固まりつつある頃、糸井さんが『五十度の講演』を編集したダイジェスト『吉本隆明の声と言葉。』が出ることになったんです。
『声と言葉。』発売日、糸井さんは「笑っていいとも!」に出演*されて、その後、夕方には新宿本店へ『声と言葉。』の販売に駆けつけてくださったんです。(『声と言葉。』販売の様子はこちら

*:テレフォンショッキングに出演した糸井さんに紀伊國屋書店を代表して大籔が祝電を打ち、それが番組内でタモリさんに読まれるといううれしいハプニングもありました。

そうしたら、『吉本隆明の声と言葉。』はその日だけで200冊以上売れて。200冊というのは、その日の全国紀伊國屋書店の売上ランキングで2位だったんです。その上、1位は「●●●の願書」でしたので、書籍としては実質1位と言っていいものでした。そこで私自身、「お、これは結構いけるぞ」と手応えを感じて、腹をくくりましたね。

さらに、その直後あたりに『五十度の講演』の見本を見せて頂いて「でかい!」と(笑)。個人的にはその「でかさ」も面白くなってきて。こんなにでかい商品を売場にドーンと置いて、これが売れたら面白いだろうなぁ、って思いましたね。
それで「じゃあもう、盛大にやりましょう!」とブックフェアだとか、セミナーだとか、色々やらせて頂くことになりました。

――では大籔さんとしては、手応えをつかみながら徐々に盛り上がっていった、という感じだったんですね。ちょっと意外でした。


インタビュー写真
大籔
そうですね。実は吉本さんは個人的にそれまでどちらかというと敬遠していた方だったんです。もちろん名前は知っていましたし、本も全く読んだことなかったわけではなかったんですが。
でも今回は『吉本プロジェクト』の構想の大きさにまず魅かれて。
「それを東京糸井重里事務所*さんがやるのか!」「それなら面白そうだ」ということで自分の気持に整理をつけながら、『声と言葉。』の販売もはずみにして、徐々に盛り上がっていった感じでしたね。

*:以下では、「糸井事務所」と表記しております。

――この商品、書店に置く商品としてはかなり異色だと思うんですが、扱うことについて、社内ではすんなり決まったんでしょうか。


紀伊國屋書店としても、糸井事務所の皆さんとの最初の会議では、そもそも「フリーアーカイヴとして後々タダになるものを我々は売るのか?」という議論もあったんです。「ゆくゆくはタダになる上、こんな大きくて高い商品、どこの書店が置くんだ」、「誰が売るんだ」と (笑)。
糸井事務所の皆さんは、「まず、私たちが売ります」とおっしゃいましたけど(笑)、「この商品を売ることができる書店は限られているよな」と感じてました。

しかし紀伊國屋書店は昔から吉本さんとのご縁が浅くはなくて、会議に出席していた者の中にも、吉本さんが昔ご自身で商品を納品されていた時にお会いしている者、紀伊國屋ホールの講演会でご縁のあった者なんかが、結構いたんですね。

インタビュー写真
チマチマ売っていてもなかなか売れない、相当本気にならないと売れない商品。でもその構想も、商品の大きさだって面白い。
そのうえ「吉本さんは知っているしなぁ(笑)」という社員も多いので、「じゃあ、誰も売らないんだったら我々が売るしかない。」「他の書店さんにも紀伊國屋書店が売ってみせよう。」と最終的には上の者も腹をくくったんです。

――吉本さん、うちにご自身で納品にいらっしゃっていたんですか!なんだかすごい話ですね。


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インタビューは【その2.全部見せます!『五十度の講演』CDセット】に続きます。


2009/07/10


『吉本隆明 五十度の講演』ギネス認定&DVD『吉本隆明 語る』発売記念
「紀伊國屋書店スタッフによる『五十度の講演』徹底解剖!」インタビューその2>>

 

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