回想 イトマン事件 - 闇に挑んだ工作 30年目の真実

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回想 イトマン事件 - 闇に挑んだ工作 30年目の真実

  • 著者名:大塚将司
  • 価格 ¥2,420(本体¥2,200)
  • 岩波書店(2021/09発売)
  • 緑が眩しい!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~5/17)
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  • ISBN:9784000614399

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内容説明

株価上昇と地価高騰に沸くバブル経済のただなかで,中堅商社を通じ闇社会がメインバンクの住友銀行から莫大なカネをむしり取ったイトマン事件.事件発覚の発火点は,,住銀のバンカーと記者のタッグによる内部告発状だった――.日経新聞上で“スクープ”を放った記者が,告発の闘いの軌跡を詳細な日記やメモを元に語り下ろしたオーラルヒストリー.

目次

イトマン事件の概要┴イトマン事件の主な登場人物と相関図┴序章 事件発覚の仕掛け人はサラリーマン記者┴第1章 バブルのただ中で 事件の萌芽と共闘の始まり┴第2章 金融引き締めと総量規制 取材の機が熟す┴第3章 共同取材の始まりは住銀会長への直撃┴第4章 「戦後最大の経済事件」へ 予感は確信に┴第5章 餅屋は餅屋,財務データは興銀から入手┴第6章 内部告発「Letter」の仕掛け┴第7章 骨抜きにされた第一報 次の一手への模索┴第8章 一筋の光明,日本銀行考査局┴第9章 待ちに徹し,未来の特ダネへ布石┴第10章 ゴールは小さな大スクープ┴終章 バブル潰しの火をつけて┴おわりに オーラルヒストリーで描き出す事件の貌(五十嵐京治)┴イトマン事件年表

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

kawa

34
何千億円というお金が闇の中に消えた戦後最大の経済事件と言われるイトマン事件に肉薄し第一矢を放った日経辣腕記者・大塚将司氏からの聞き書き。内部告発者として氏とタッグを組み、その後「住友銀行秘史」(既読)を著した元住友銀行部長・國重惇史氏とのやり取りと連携、取材先への切り込み、所属する日経新聞の出方をも測っての尋常でない大塚氏の手練れのふるまいが凄い。新聞記者のオレサマ振りが少々鼻に着くけれど、イトマン事件やバブル崩壊に興味のある方なら、読むことお勧めのサイド・スト-リ-。2021/05/12

原玉幸子

17
本書は(著者となっていますが)回想者による、大蔵省や日銀を巻き込んだ住友銀行及び日経新聞社の業界力学との「丁々発止録」でした。新聞記者の夜討ち(朝駆けは無い)での偉いさんとの遣り取りは想像以上の「ふーん、そうなんだ」でしたが、それらの裏話より、経団連会長○○はどうしようもないとの描写や、「(新聞社の中では)危ない橋は渡らないけど名誉となるスクープは欲しいと考えている人たちばかり」等の歯に衣着せぬコメントが面白く、(イトマン事件の核心より)そっちか、でした。著者の性格・生き様がいい。(●2023年・夏)2023/05/05

チェアー

7
大塚さんは記事を書くより取材するのが好きな記者だった。すごい取材量をこなし、その情報をころがしていく。そして、世の中を動かしていく。東京と三菱の合併を仕掛け、総量規制を提言し、バブルを潰すためにイトマンをターゲットにした。部長や局長を信用せず、最悪のケースを想定して冷静に進めるやり方もすごい。いまどき、こういう芸当をできる記者はほとんどいないだろう。 それだけに、バブル崩壊後に公的資金や地価対策について書かなかったことへの後悔は重い。 2021/04/03

牙魔

1
人は人生の終わりが近づくと、やはり自分の生きざまを書き残したくなるのか。元日経大塚記者による回顧インタビュー。彼による第一報が出たとき、イトマン社内では「何言うてんねん」という感じだった。いや、皆そう思い込もうとしていたのかも。1本目の記事の内容が弱かった理由が本書を読んで分かった。改めて大塚さんの考え方・生き方を知って好きになりましたね(早稲田だし)。日経新聞社に対する批判も強烈(元上司も実名でやり玉)。國重氏との微妙な距離感も面白い(食い違いもあったりして)。2025/08/30

白山手賀

1
二番煎じの本ではあるが、大塚氏と国重氏の両方に目配りして整理しているので、理解しやすい。役所や銀行のトップへの食い込みは驚くべきことだが、興銀西村氏のイトマン財務情報開示は、今ならアウト。そもそも、国重氏の動きもアウト。今の社会は手段をどんどん縛って行っているが、本件を見ると、手段がとれなければ目的は達せられなかったわけで、手段の縛り方は難しいと考えさせられる。2022/12/18

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